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1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』
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★★★★☆

「患者と家族を支える認知症の本」長谷川 嘉哉♪
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・たぶん将来、おばあちゃんから『●●を盗られた』と
 言われますからね。でもそれは、おばあちゃんの本心じゃない。
 すべて認知症という病気が言わせてしまうことなんですよ(p11)


<ヒント>「夫」ではありません。



「患者と家族を支える認知症の本」長谷川 嘉哉、学研メディカル秀潤社
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4780910242/mag06-22/ref=nosim/
【私の評価】★★★★☆(85点)


■だれでもそうですが、
 時間とともに老化していきます。

 ある人は病気になり、
 ある人は健康に過ごしていきます。

 そして、認知症は、
 病気をしなかった人がかかる
 最後の病気なのです。


 認知症患者は300万人だそうですので、
 日本人の30人に一人。

 だれでもかかる病気といえるでしょう。


・電話中に突然お母さんから、
 「あんた誰だっけ?」
 と言われたというのです。(p8)



■認知症の症状として、

 「お金を盗まれた」

 「あなたは妻に似ていますが、誰ですか」

 なんて突然言われたら、驚くし、
 ショックだし、悲しいことですが、

 この本を読んで事前の準備があれば、
 慌てることはないでしょう。


・葛藤型・・・自己主張が強い・・・
 回帰型・・・「帰りたい過去を持った幸せな認知症」
 遊離型・・・集団から完全に遊離(p24)



■著者の温かい気持ちが伝わってきて、

 自分も認知症に対して
 温かい気持ちで対処できるような
 勇気がわいてきました。


 お年寄りが近くにいる人は必読です。

 長谷川さん、良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・家族が協力し合う姿、認知症のおじいさんやおばあさんを
 心配する姿を子どもたちに見せることも、価値あることだと
 感じています。・・・人間の最後の務めは「残った人間に
 自分の死を見せること」ではないかとも思うのです(p55)


・脳リハビリ・・・
 1 指の運動
 2 音読・計算
 3 人とのコミュニケーション(p35)


・軽い負荷の有酸素運動・・・
 心理的改善にとてもいいのです(p36)


・あらかじめ成年後見人を付けておけば、
 たとえ悪徳業者に騙されても、
 比較的簡単に業者からお金を返してもらえます(p45)


・私の父・・・定年後、"ある決意"をして、
 70歳を越えた現在も、とても元気に過ごしております。
 その"ある決意"とは・・・「誘いを受けたら断らない」(p83)


「患者と家族を支える認知症の本」長谷川 嘉哉、学研メディカル秀潤社
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4780910242/mag06-22/ref=nosim/
【私の評価】★★★★☆(85点)


■著者紹介・・・長谷川 嘉哉(はせがわ よしや)

 1966年生まれ。
 2000年土岐内科クリニック開業。
 認知症専門外来、在宅医療を実践する。
 医療法人ブレイングループ理事長。


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<本の格付け基準>
 ★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう)
 ★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
 ★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
 ★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
 ★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかも)
 ☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)
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■編集後記
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今日の本を読むと、

"認知症"と"葬儀"については、

事前に勉強しておく必要がありますね。


その場になってから

勉強しても遅いのです。