在宅通信
(NO.56 平成21年10月20日版)
発行 株式会社ザイタック&医療法人ブレイン
はじめに
先日、私の在宅患者さんがショートステイ入所中、協力医より診察を受け投薬をされました。投薬によりショート退所後、患者さんは数日意識レベルが低下、 ご家族の機転で協力医の薬が中止されました。意識が回復した頃に定期訪問があり、主治医としてはじめて協力医より処方された事をきかされました。驚くべき ことに、協力医が処方した薬は、私が処方している薬と内容が同じであり、薬の利きすぎによる副作用でした。第一の問題は、協力医の不注意です。第2は安易 に協力医に診察を求めたショートステイのスタッフです。ショートステイの入所者には主治医がいます。基本は、主治医の診察を優先すべきです。その診察を待 てないほどの緊急は、躊躇なく救急搬送が必要と思われます。つまり、ショートステイ入所中に協力医の診察・投薬を必要とするケースなどあり得ないのです。 今回のケース、万が一のことがあった場合、誰がどう責任をとるかと想像すると、恐ろしくなる事例でした。(by長谷川)
土岐内科クリニック外来
10月より季節性インフルエンザの予防接種が始まりました。例年は11月からであった事と、新型インフルエンザによる影響、皆様のインフルエンザへの関 心が高い事で、問合せを数多く頂いております。ワクチンの数に限りもあり、すでに予防接種をお断りしている状況です。地域では学級閉鎖の学校も増えてきて いるようです。予防接種以外の予防対策として、外出から帰ったら、『手洗い』『うがい』をする事、睡眠をしっかりとり、体力をつける事など日々の生活の中 で心がけましょう。
脳リハビリセンター
コロンビア大学医療センター神経科のニコラス・スカーメアスNikolaos Scarmeas准教授らは、食事とアルツハイマー病の関係について疫学調査を実施しています。調査は、認知症を認めなかった65歳以上の1691人を対 象に、前年どのような物を食べたか詳しく聴取。4年間の追跡調査を行いました。アルツハイマー病に予防効果があると言われている「木の実、魚、サラダド レッシング、家禽類、トマト、キャベツなどのアブラナ科植物、緑葉の野菜、果物」の摂取量と、アルツハイマー病の発病を促すと言われている「脂肪の多い乳 製品、赤身の牛肉、内臓肉、バター」の摂取量を調査。4年間の追跡調査期間中に、1691人中211人がアルツハイマー病と確認されました。アルツハイ マー病になった人たちとならなかった人たちとで比較すると、前者を多く後者を少なく摂るグループは、前者を少なく後者を多く摂るグループより、38%アル ツハイマー病になりにくいことを認める結果が出ました。これは、年齢、喫煙、身体的運動、肥満度、摂取カロリーを同じとして比較したものです。さて、皆様 は食事に気を付けていらっしゃいますでしょうか。
土岐内科クリニック訪問診療
10月下旬となり、朝夕の冷え込みが厳しくなりました。温度差により風邪をひきやすくなっていますので注意して下さい。皆さん、インフォームド・コンセ ントってご存知でしょうか?私が医師になった平成2年頃より聞かれましたが、ここ10年で医療界において重要な言葉となっています。インフォームド・コン セントは、辞書で調べると「患者が医師から治療法などを十分に知らされたうえで同意」すること。医師側が患者の権利を無視して自分たちの都合だけで医療を 行うことのないよう確立した概念」と書いてあります。これは、医師側にすれば、医師が自分勝手にいい加減に治療をしていると侮辱されているともとれる内容 ですが、本質は自分の命の有り様は、自分で決めなさいと言う患者主権を認めることです。在宅医療の場面でも、自分自身もしくは家族が病気になられた時、そ のような選択を迫られることが多々あります。特に食事を取れなくなった時胃ろう(胃に食事を流し込むためにあける穴)を作るか決めなければなりません。そ のような時に迷わない様に、病気について勉強し、自分の死生観も一度考えてはいかがでしょうか?
土岐内科クリニック外来リハビリ
4月から開始した訪問リハビリは、徐々に件数も増加し、現在では一月に50件ほどのお宅に伺わせていただいております。当グループの経営理念の一つ「世 の中に役立つ人になる」と、経営目的である「地域住民の在宅生活を支援する」を意識して、日々取り組んでおります。さて、今年も残すところあと2か月とな りました。最近、めっきり寒くなり体の動きが悪くなった方、節々が痛くなった方はいらっしゃいませんか?少しでもお困りの方は土岐内科クリニックの外来リ ハビリへお越しください。地域の皆様のお役に、少しでも立てるよう、努めていきます。
東濃訪問看護ステーション
先日、利用者様の使っているエアーマットのエアーが抜けているのではないか。正しく使われているか分からない!という意見からケアマネージャーさんの協 力を得て、エアーマットの種類や機能等の説明会を行っていただきました。利用者様の体型やADLの程度、拘縮の有無など細かな点までその人身体状況に合わ せて設定できる高性能のエアーマットに進化している事にびっくりしました。またギャッチアップしたとき背抜きが重要な事も知りました。褥創予防からターミ ナル期の苦痛の緩和まで効果的に使っていただけるよう日々のケアに役立てたいと思います。
東濃介護支援センター
新型インフルエンザの集団感染が、地元の小学校、中学校、高校などで蔓延し、学級閉鎖、学年閉鎖、休校の話が聞かれるようになりました。介護保険サービ ス事業所での集団感染により、事業所の閉鎖の事態が出現すると、介護者も仕事を休めなかったり、介護負担が大きくなったりと大変な事態となってしまいま す。特に認知症のある方は、短時間の訪問介護だけでは生活を見守ることが難しく、ケアマネとしても、心配が大きいです。何とかそういう事態にならないこと を祈りたい気持ちでいっぱいです。手洗い、うがい予防に努めましょう。
東濃デイサービス
秋になり朝・晩だけでなく、最近では日中も涼しく感じられるようになってきました。風邪などで体調を崩されていませんでしょうか。秋といえば食欲の秋、 実りの秋とよく言われます。ついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。食べすぎはよくありませんが、その中でも早食いをする方を時々目にし ます。早食いをすると、心拍数が増え緊張したときと同じ状態になり、ストレスがかかってしまいます。また、肥満の原因にもなります。体のための食事で体を 壊してしまっては意味がありません。また、秋は「食欲の秋」と言われるほど、美味しいものがたくさんあるので、ゆっくり味わって食事をしたいものですね。
東濃デイサービス松坂
今月はリハビリの評価を行っております。一年前と比べ車椅子での移動が介助歩行になった方や昼食後に散歩に行かれる方も増えてきています。お客様がこれからも在宅生活が続けられる様に協力していきたいと思っております。
東濃デイサービス元町
最近TVで、俳優の長門夫妻のドキュメント番組がやっていました。奥様が認知症になり、その介護の様子を綴っていくというものでした。世間ではTVに映 す事に対して賛否両論あったようですが、介護の実態を切実に伝えていました。社会に伝える事で、“認知症”という病気の認識が少しでも広がり、高まり、人 々の理解や環境の改善に繋がればいいなと感じました。
東濃デイリハビリセンター
ここ最近、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。少しずつ山も秋色に染まってきて、ニュースでも紅葉の情報が流れ始めました。この時期どうしても目 に付くのが火事のニュースです。先日も、岩手県の有名な旅館が全焼する火事がありました。ちょっとした不注意から大きな事に繋がりかねません。秋の楽しみ 方も色々ありますが、皆が楽しくなるようなニュースを多く見たいですね。

