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人はなぜ介護が必要になるのでしょうか?

今回は、介護が必要になる状態を疾患別に説明します。

介護が必要になる状態には、脳血管障害など急に必要となるケースと、認知症や癌などのように徐々に必要になるケースに分けられます。

 

まず、急に必要になるケースとしては、循環器系の疾患です。循環器系の疾患は心疾患と脳血管障害に分けられます。循環器疾患の特徴は、いずれも突然起こるということです。特に心疾患の場合、さっきまで元気であったのに心筋梗塞で突然亡くなってしまうという事はあり得ることです。もちろん、救命されれば、身体的な後遺症を残す事は少ないようです。

一方、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害の場合、片麻痺といった後遺症を残す事が特徴です。この場合、急性期治療を基幹病院で受けたあと、発症から6ヶ月までは慢性期病院でのリハビリが可能です。一般的に、一人でトイレや入浴が可能であるかがポイントとなります。これらが自立していれば、自宅での療養が可能であります。

しかし自立していない場合は、介護者の有無により入所等も検討する必要がでてきます。

徐々に介護が必要になる場合には、認知症が代表的です。認知症の場合は、物忘れが中心である中核症状に限定されていれば、介護サービスを受ける事で在宅での生活が可能です、しかし、幻覚・妄想・徘徊といった周辺症状が出現し、薬でのコントロールができない場合は、在宅での生活が困難となります。その場合、在宅だけでなく介護施設でも対応が困難なケースがあり、時に精神科病院での対応が必要になる場合があります。

癌の場合は、多くは血管病変に比べゆっくりとした経過をたどりますが、全く健康であったのに突然癌が発見され1-2ヶ月という短期間で亡くなるケースもあります。この場合、病院に受診してすぐに入院となり、退院する事も少なく、介護が必要となる期間は短期間です。

しかし、通常の癌の場合は、基幹病院での治療が不可能となった場合は、疼痛を軽減する緩和ケアが中心となります。この場合、入院より在宅での生活が長くなり、訪問診療、訪問看護、療養型通所介護といったサービスを利用することで在宅介護をサポートします。患者さんの年齢等により対応は異なりますが、自然の経過に任せることが、苦痛の軽減に繋がります。

 

 

介護が必要になる状態には、疾患による特徴があります。

特徴を理解した上での介護プラン作成が重要です。

 

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