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胆石症保有率は、食生活の欧米化に伴い、日本人(成人)の10人に1人といわれています。


胆石の基は胆汁といい、食事で摂取した脂肪分やビタミンの消化・吸収を助ける黄褐色の消化液で、肝臓で作られています。

この胆汁が通る道を胆道(たんどう)と呼びますが 、結石ができる場所によって、肝内結石、胆管結石、胆のう結石に分類されます。 02.JPG
胆石の成分はコレステロールが一番多く、コレステロールの増える原因としては、高脂肪食・肥満・高脂血症・糖尿病などがあり、生活習慣病と大きく関係しています。

肥満の人に胆石が多いのは、これが原因と考えられています。症状は、胆のう結石の場合、上腹部の違和感や腹部膨満感を認め通常の胃腸の症状との区別が難しい事があります。

特徴的な痛みは、胆石疝痛と呼ばれる痛みで、脂肪分の多い食物を取った時におきる上腹部痛で、特に右の肋骨下のあたりに周期的な痛みを認め、時に背中や右肩にも痛みが放散する事もあります。


胆管結石は、胆管内の結石が胆汁の流れを妨げる事により腹痛・発熱を認め、黄疸を認める事もあります。

更に胆管内に細菌が感染すると、悪寒・意識障害・ショックを呈する事があり、場合によっては体中に細菌が感染する敗血症になり、適切な処置をしないと命にかかわる事があります。又、結石がすい臓の管の出口を塞ぐ事により、急性膵炎を起こす事もよくあります。

胆石症の診断は、腹部エコーを定期的に行い胆のう結石の有無を見る事ができます。結石がある人は、症状が無くても一年に最低一回の検査をする事をお勧めします。腹部CTでは、石灰化した結石しか診断できません。



胆石症の治療は、入院期間が短く、手術後の体への負担や合併症が少ない腹腔鏡下での手術や、胆管結石においては、緊急的に内視鏡で取る事が多いです。

胆石溶解療法は、内服期間が長い割に効果があまりなく、現在はあまり行われてはいません。


胆のう結石の場合、100%症状がでるわけではありませんので、高齢者の場合、症状が無く棺桶まで持って行く人も少なくはありません。


胆石症は、食生活の変化に伴い多くなっています。規則正しい食生活をし、脂肪分の多い食物や過食を避け、魚中心の和食をお勧めします。

過労やストレスを避け、定期的に適度な運動をし、ストレスのない穏やかな日常を送る事が重要です。

当院でも腹部エコーを行えますので、少しでも気になる事がありましたら私橋本までご相談下さい。

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