ホムドクスクエア

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神経内科に初診でかかられる患者さんの代表的な3主徴は頭痛、めまい、手の痺れです。

今回は、頭痛についてご紹介します。

 

<どんな種類があるの?>

日本の成人の34人に1人は、慢性的な頭痛に悩んでいるといわれます。こうした慢性頭痛はいくつかの種類に分類され、代表的なタイプは下記の2つになります。

 

こめかみから目のあたりがズキズキ脈打つように痛む「片頭痛」

これは若い女性に特有です。但し、患者さん自身が"片頭痛です"といわれて

受診されても本当に片頭痛である方は10人に一人程度です。典型的な症状

は、閃輝暗点という眼の前がチカチカ光る現象が起ってから、激烈な拍動性

の頭痛が起こります。嘔気や涙を伴うこともあります。通常、仕事を続ける事は

できません。また市販薬はまず効きません。市販薬が効く事自体で片頭痛は

否定されます。最近は特効薬が出ており、病院で処方されます。し、薬価が

極めて高価であり、1錠1,000ため、3割負担でも1回の発作で300

の負担が難点です。しかし、費用には変えられない激烈な痛みです。

 

後頭部を中心に頭がしめつけられるように痛む「緊張型頭痛」

最も多いタイプの頭痛です。後頭部から肩にかけてドーンと重い感じがします。

頭全体に帽子かぶった様だと言われる方も見えます。年齢による首の骨の

変化、いわゆる変形性頚椎症伴って出現する事も多いようです。典型的な

症状は、午前中は問題ないのですが、夕方疲れがたまってくると出現してき

ます。目を使う仕事や、視力調整が不良なケースでは悪化要因となります。

薬物療法以前に、適度な運動が効果的です。薬では、従来の鎮痛剤よりは、

カフェインが含まれているような薬が有効です。医師が処方する、SG顆粒に

はカフェイン50mg程度含まれています。実は、皆さんが良く飲まれる栄養

ドリンクには水溶性のカフェインが50mg含まれています。栄養ドリンクに含ま

れる成分で、速効性があるものは殆どありません。飲んだ後、すっきりする

のはカフェインのせいなのです。確かにすっきりしますが、飲みすぎには注意

しましょう

 

上記2つにあてはまらない頭痛のなかで、それまで経験したことがない痛みを経験した場合は受診してください。経験者は、"バットで殴られたような激烈な頭痛"と表現されます。激烈な頭痛に悪心・嘔吐がある場合は、救急車を呼んでください。また、手足の麻痺や、意識障害などの神経・精神の異常を伴う頭痛も必ず専門医を受診してください。

 

最後に、頭痛の予防法 として日常生活で心がけよう"3つのR"を紹介します

 

1. Rest(休息) 過労を避け、あまり根を詰めず、休養をとりましょう。

2. Relaxation(リラックス) 仕事と休養のバランス、つまり緊張と弛緩の

リズムをうまくとりましょう。無理のない、ゆとり

ある生活スケジュールをたてるよう心がけて

ください。

3. Recreation(レクリエーション) 運動や体操、趣味などの時間をつくる

ようにしましょう。頭痛をやわらげるツボ

を押してみるのも良いでしょう。hd11-2.JPG

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