ホムドクスクエア

hd12-1.JPG

前回は、消化器がんの中で一番多い胃がんについてお話しましたが、今回は食道がんについてお話します。先頃我々の時代のスーパースターサザンオールスターズの桑田佳祐さんや世界的指揮者小沢征爾さんがかかった事で一躍有名になりました。平成20年の厚生労働省の統計では、食道がんは男性で第7位、女性は、10位以下となっており、現在はそれほど多くの人が罹患はしていません

 

~食道がんになりやすい人は?~
食道は、喉から胃までをつなぐ管腔臓器です。そこの粘膜から発生するのが食道がんです。食道がんの原因として考えられるのは、タバコ、アルコール特に度数の強いお酒、熱いものを多く食べる生活の習慣が原因となっています。最近胃酸が逆流する逆流性食道炎が、食道の膜に障害を与え続け食道がんの原因になる事もわかってきました。

 

~食道がんの初期症状は?~
食道がんの症状は、食事のつかえ感が一番多いです。温かい食べ物を食べた時などに、しる感じがするのも初期症状の一つと考えられます。進行していくと、食べ物が流れないためにき気がしたり、周囲の神経へ進行していくと声がかれる事も認められます。

 

~食道がんの診断方法は?~
・バリウム検査―食道がんが進行し大きくなると診断できますが、早期の段階で

見つける事は困難事が多いです。早期で発見された食道がん

の中で、バリウム検査で発見されたのは11、と余り多くありませ

・胃カメラ検査―食道がんの診断に一番有用です。早期で発見された食道がん

中で、メラ検査で発見されたのは85%とほとんどでした。

 

つまり早期で見つけるには、胃カメラしかありません。食道がん全体では、94%がバリウム検か胃カメラ検査で発見されており、毎年の検査をお勧めします。

 

食道がんの治療法は?~
進行程度によりStage0~Ⅳまで分類されます。

Stage0-内視鏡的治療の適応です。胃がんと同様に、数日の入院で済み、

お腹を切らないため、その後も大変身体的に楽です。

StageⅠ~Ⅲ-通常の外科的治療を行います。発生部位(喉の近く・胸部・

胃の近く)に手術方法・再建方法(食道と腸のつなぎ方)が

異なります。

Stage-化学療法・放射線療法を行います。それぞれ単独でなく、併用

して行う方効果があります。食道がんは、消化器がんの中で

比較的放射線療法が効果を示すがんです。

 

~食道がんの予後・生存率~
悪性度が高いといわれる食道がんでも、いわゆる早期のがんの治療成績は良好です。5年存率は内視鏡切除できたStage0期では100%近いと言われています。「全国食道がん登録調査報告」では、手術で取りきれた場合の5年生存率は約54%です。

 

下記に当てはまる方は、胃がん同様に早期診断こそがとても有用であるため、定期的な検査をお勧めします。

hd12-2.jpg

hd12-3.JPG

« 一覧に戻る