ホムドクスクエア

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みなさん、明けましておめでとうございます。

今年もブレイングループ並びにぴん・ぴん・コロリンを宜しくお願い致します。

年末年始ということで、お酒を飲む機会が多くあった事と思われます。皆さんのお酒の飲み方は、どの様な感じでしょうか?

「酒は百薬の長」という言葉の様に、節度ある飲み方は体にとっては有益なものであり、精神的にも解放され楽しんで飲む事ができます。このことわざは、中国古代の史書『漢書』から出た言葉ですが、適度の量の飲酒であれば、体には良いことは歴史的にも正しい事と証明されてきました。しかし、同時に人によっては「酒は百毒の長」・「酒は飲むべし、飲まれるべからず」・「酒に飲まれる」と多数のマイナスイメージを持つことわざ通りの飲み方をする人も存在し、良い面・悪い面の両面を持っているのがお酒です。今回は、このアルコールの良い面・悪い面を医学的見地からご紹介いたします。

1:血液中の善玉コレステロール(HDL)上昇;特に有名なのは、赤ワインに多く含まれているポリフェノールで、抗酸化力が強く動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール(LDL)の酸化を抑え、心臓病を防いでいると考えられています。

2:アルコール性慢性膵炎;肝臓とともにアルコールによるダメージが大きいのが膵臓です。膵臓は、消化酵素のアミラーゼを分泌し食物の消化を行い、インスリンと言うホルモンを分泌し血糖を下げる役割をしています。膵臓が傷害されると、不消化便を認めインスリンの分泌が少なくなり糖尿病になります。又、膵臓に石が形成されかなり強い腹痛を認めます。

3:アルコール性認知症;アルコール依存症や大量飲酒者に、脳萎縮が高い割合でみられることや、大量の飲酒者は認知症になる人が多いといった事が、様々な疫学調査結果から示されています。しかし、適度の量の飲酒をしている場合は、逆に認知症になりにくいという論文もあります。

他の多数の臓器にもアルコールの摂り過ぎによる障害は認められます。

それでは一番良い適度の飲み方とは、どのような飲み方でしょうか?最良の飲み方は、厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度であるとされています(図1参照)。又、お酒の適正な飲み方やマナーを周知することを目的として、「適正飲酒の10か条」を定めています。

1. 談笑し 楽しく飲むのが基本です

2. 食べながら 適量範囲でゆっくりと

3. 強い酒 薄めて飲むのがオススメです

4. つくろうよ 週に二日は休肝日

5. やめようよ きりなく長い飲み続け

6. 許さない 他人への無理強い・イッキ飲

7. アルコール 薬と一緒は危険です

8. 飲まないで 妊娠中と授乳期は

9. 飲酒後の運動・入浴 要注意

10. 肝臓など 定期検査を忘れずに

しない させない 許さない 未成年者飲酒・飲酒

以上のように、アルコールは飲み方により薬にも毒にもなると言う事です。

節度を守っての飲酒は、体にもよく人間関係のコミュニケーションの潤滑油にもなります。

休肝日を週2日間は作り、定期的な肝臓検査(血液検査・腹部エコー)を行い、適正な飲酒マナーを守りアルコールを明日への活力としましょう

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