ホムドクスクエア

5-1.JPG

土岐内科クリニックでは、認知症専門外来を開いています。

一般的に、認知症専門外来の受診を嫌がる方や認知機能障害の自覚が無い患者さんは、進行していることが多いようです。

よく患者さんが受診を嫌がった場合の対応を質問されます。

その場合、"市町村である年齢以上の方は受診する必要がある"とお話してください。この年代の方は、市町村で決まっていると言われると従われる方が多いようです。

当院では、初診で見えた患者さんには、頭部CTによる画像検査および質問形式の検査で側頭葉機能および前頭葉機能をチェックします。すべての検査を行なうには1時間前後は必要であるため、総合病院等の多忙な外来では実施は困難です。

当院では、システムとして、対応するため完全予約制となっています。認知症専門医は少ないため、 愛知県や岐阜県でも下呂市や中津川市といった遠方からも受診いただいています。

"認知症患者さん"と聞くと、各人がいろいろなレベルの方を思い浮かべるようです。認知症はレベルに応じて3つの段階に分ける事ができます。

 

1番目は、「早期認知症」レベル。

このレベルでは、一見すると認知症とは感じられません。社会生活も自立しています。一般的に行われる認知症検査も正常です。しかし、より詳細に前頭葉機能を検査すると低下している状態です。このような方々は、放置すると認知症に進行します。逆にこのレベルで、適切な薬物治療や脳リハビリを行うと、認知症への進行を防ぐ事ができます。

 

2番目は、「認知症の中核症状」レベル。

認知症の症状は、中核症状と周辺症状に分けられます。中核症状は、いわゆる物を記憶して、保持して、それを表現する事が障害されます。しかし、この段階では、周りのご家族も 「また同じ事を言っている」といった程度で"実害"がないため、放置されることが多いようです。専門医の立場では、この段階で受診していただけると、認知機能障害への対応が可能です。

 

3番目は、「認知症の周辺症状」レベル。

中核症状がさらに進行すると、周辺症状が出現します。周辺症状には、幻覚、妄想、徘徊、人格変化、暴力行為などがあります。

この中では特に「お金を盗られた」といった被害妄想の頻度が多いようです。被害妄想は家族内のトラブルになる事も多く、"実害"が表れます。この段階では周辺症状のコントロールが主体となり、認知機能障害自体の治療は困難となります。さらに周辺症状のコントロールも悪いと在宅介護が困難となり、施設入所も検討する必要があります。

 

認知症も早期診断が重要です。

受診を希望される方は、予約の上受診ください。

« 一覧に戻る