医学博士。岐阜県土岐市を中心に9ヶ所のクリニック、介護施設、リハビリ施設を運営する医療法人ブレイングループ理事長。毎月1,000人以上の認知症患者を診療する日本有数の認知症専門医。開業以来5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。
この現代社会において被疑者・被告人の身体を人質にして有罪判決を導くための「人質司法」が存在することを知りました。そして日本独自の仕組みとして国際的にも繰り返し批判されてきても改革できないことに恐ろしささえ感じました。いつ …
令和6年6月の医療保険の改定に伴い、日本中の開業医で生活習慣病患者さんに対して身長体重を測定しています。正直、「なんでこんな面倒臭いことを」と思っていましたが、測定を始めると患者さんとの会話のきっかけになり、新たな気付き …
姿勢の悪さを気にされている方はたくさんいらっしゃいます。しかし、多くの方は、あくまで、「見た目」を気にされているのではないでしょうか? しかし、最近の研究では「姿勢の悪さが、脳梗塞のリスクになる」ことが分かってきました。 …
本の内容以前に、著者の和田秀樹さん自身が『血糖値は、悪いときには600ありました。今は300より高い日だけ、薬を飲んでいます。血圧は元々220もあって、220のままだと心肥大がどんどん悪化して利尿剤を飲んでいます。一旦服 …
糖尿病は、医科歯科連携のもっとも重要な疾患の一つです。糖尿病により高血糖状態が続くと歯周病菌による炎症が起こりやすくなり、歯を支える骨が破壊されてしまいます。逆に、歯周病により炎症性のサイトカインが歯肉の毛細血管から全身 …
私の認知症専門外来で、この2週間で2例ほど、超困難事例に遭遇しました。月に1000人の患者さんを診ていますが、一定数の超困難事例があるのです。このような方は周辺症状が強く、常に介護を要します。そのため介護サービス側として …
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という一点から、書籍の歴史から、これから目指すべき社会の提言までされている凄い本です。作者が提唱する「半身で働く社会」とは、働いていても本が読める社会なのです。納得です。ちなみに、 …
先日、「大いなる不在」という映画を見てきました。主人公が認知症に罹患しており、周囲や家族が困っている姿が描かれていました。認知症専門医としては、驚くべき症状でもなく、適切な医療と介護で十分対応できるレベルでした。しかし映 …
認知症専門外来をやっていると、介護で苦労するご家族にいくつかの特徴があることが分かります。その特徴の一つが、「行政(お役所)に相談する」です。私の経験から言って、行政(お役所)に相談するメリットはあまりなく、相談しないこ …
作者の樺沢紫苑は私と同級生の58歳です。精神科医として活躍されているだけでなく、YouTubeも10年以上毎日更新されている凄い人です。その上、50冊の出版もされています。そして本の内容も、「鋭い!」と思わず納得する内容 …