2023-06-05 感情の整理をすると穏やかな看取りが実現する理由 先日、とても残念なご家族がいらっしゃいました。パーキンソン病患者さんが誤嚥性肺炎で入院。全身状態が悪化しているため経口摂取が不可能。病院の医師からは自然経過による看取りを薦められるも、延命を希望。中心静脈栄養を留置されて …
2023-05-16 胃ろうより負担の多い中心静脈栄養をなぜ選択するのか? 最近、食事がとれなくなった患者さんの中で中心静脈栄養を選択される人が続いています。個人的には特に中心静脈栄養は選択してほしくないと思っていたので不思議に感じています。そこで患者さんの家族にお伺いすると入院中の病院から『胃 …
2023-03-20 誤嚥・窒息による裁判が、介護現場を疲弊させる 先日、当院に弁護士さんから電話。以前に当院を受診されていた患者さんが、施設で食事介助の際に窒息、死亡。それに対して、家族が施設側の責任を問題視して、弁護士に調査依頼をされたとのこと。そのため当院の外来カルテを開示請求する …
2023-02-20 在宅医療の現場で深刻化・今後急増する8050(7040)問題とは 8050(7040)問題という言葉をご存知でしょうか? 50代のひきこもりの子と80代の親、40代のひきこもりの子と70代の親という家族があります。ひきこもりが長期化して、当事者が中高年に達し、高齢の親の問題と併せた深刻 …
2023-02-17 花粉症:服薬に抵抗があれば漢方もお薦め 令和5年のスギ花粉症予想は、令和4年夏の猛暑の影響と、雄花の花芽状況を加味すると平成30年、令和元年の飛散を上回る超大量飛散と予測されています。季節中後半に季節外れの大雪がなければ、観測史上最大の飛散が予想されています。 …
2023-02-14 観測史上最大の「花粉」超大量飛散予想!病院受診せずに自宅で改善するとっておきの方法 令和5年のスギ花粉症予想が出ました。令和4年夏の猛暑の影響と、雄花の花芽状況を加味すると平成30年、令和元年の飛散を上回る超大量飛散と予測されています。季節中後半に季節外れの大雪がなければ、観測史上最大の飛散が予想されて …
2023-02-03 高齢者の服薬のお供に「らくらく服薬ゼリー」 開業したころは小児科も積極的に診察していました。子供さんによっては、とても服薬を嫌がるものでした。その際には『お薬飲めたね』をお薦めしていました。『お薬飲めたね』は、粒状のゼリーが薬を包み込んで、つるんとのどを通り、薬を …
2023-01-31 矢部太郎さんによって「ボケ日和」がマンガ化されます 2021年4月に発売、7万部の販売実績をもつ拙書『ボケ日和』が、2023年2月8日、矢部太郎さんによって、『マンガ ぼけ日和』として上梓されます。私は、今回は原案として参加です。『大家さんと僕』『ぼくのお父さん』など話題 …
2022-11-25 葛根湯・医師長谷川が自信をもってお勧めする漢方薬の効果と使い方 風邪がはやっていますね。外来では西洋医療を基にした総合感冒薬が処方され、ドラッグストアでもいろいろな製品を見比べて購入されているかと思われます。 実は、総合感冒薬は風邪そのものを治療するのではなく、風邪の今ある症状(熱、 …
2022-11-22 室温が下がると脳の老化が早まる!5つの理由【認知症専門医が解説】 訪問診療を行っていると、特に冬場は患者さんの家によって部屋の温度に違いがあることを痛感します。外では息が白くならないのに、室内では息が白くなるほど寒い家もあります。あまりの寒さで、患者さんが一日中布団の中で生活されている …