医学博士。岐阜県土岐市を中心に9ヶ所のクリニック、介護施設、リハビリ施設を運営する医療法人ブレイングループ理事長。毎月1,000人以上の認知症患者を診療する日本有数の認知症専門医。開業以来5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。
会社員の妻に扶養される「第3号被保険者」の男性が30年で約3倍になり、2024年度末には13万人を超えました。かつては珍しかった「専業主夫」や「妻が主たる稼ぎ手」という家庭像が、いまや特別なものではなくなりつつあります。 …
米澤穂信さんの『黒牢城』は、第166回直木賞を受賞した歴史ミステリーです。舞台は戦国時代。織田信長に反旗を翻した荒木村重が籠城する有岡城で起こる不可解な事件を、牢に閉じ込められた黒田官兵衛が解き明かしていきます。 私は歴 …
先日、話題になっているSpaceXのIPO(新規株式公開)について、私は娘たちにこんな話をしました。「せっかくだから申し込んでみないか?」SpaceXは世界中が注目する企業です。イーロン・マスク氏が率い、宇宙開発や通信事 …
近年、認知症医療で大きな話題となっているのが、レカネマブやドナネマブといった「アミロイドβ抗体薬」です。これらの薬は、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドβという異常なたんぱく質を脳から取り除く治療です。 「 …
現代社会では、「長生きすること」そのものは珍しくなくなりました。医療の進歩によって平均寿命は延び、多くの人が80代、90代まで生きる時代になっています。しかし一方で、「ただ生きているだけでは幸せではない」という感覚を持つ …
外来で認知症の患者さんを診ていると、ご家族からよく受ける質問があります。「先生、母は認知症で寝たきりになっています。身体障害者手帳はもらえますか?」 ご家族から見れば当然の疑問です。実際に動けず、食事も介助が必要で、会話 …
脳神経内科というと、多くの方は脳梗塞、パーキンソン病、てんかん、多発性硬化症といった「脳や神経そのものが壊れる病気」をイメージされると思います。しかし近年、外来で確実に増えているのが、「検査では異常が見つからないのに、実 …
BUTTERを読んで、まず圧倒されたのは、「食べる」という行為の重さでした。単なるグルメ小説ではありません。ミステリーでも、フェミニズム小説でも、恋愛小説でもありながら、そのすべてを“食”という本能の上に積み上げた作品で …
近年、介護業界では深刻な人材不足が続いています。高齢化が進む日本において、介護職の存在はますます重要になっていますが、その一方で「大変そう」「厳しそう」というイメージから、働き手がなかなか増えない現実があります。そんな中 …
認知症診療が、大きな転換点を迎えています。2026年、『認知症疾患診療ガイドライン』が9年ぶりに改訂されます。前回改訂された2017年当時と現在では、認知症医療を取り巻く環境は劇的に変化しました。最大の変化は、レカネマブ …