2026-10-13 「母を施設に入れて安心していた」でも数年後、家族は困ることになりました 認知症のお母さんを、何年も自宅で介護してきた。夜中に起こされ、薬を管理し、食事を作る。仕事との両立も難しくなり、家族で悩んだ末に、ようやく施設へ入所してもらった。「これで安心できる」そう思うのは当然です。施設への入所は、 …
2026-10-11 認知症が進んだと思ったら薬のせいだった 高齢者を診察していると、「最近ふらつくようになった」「食欲が落ちた」「便秘がひどい」「ぼんやりするようになった」といった訴えをよく耳にします。もちろん、新たな病気が隠れている可能性はあります。しかし、ここで忘れてはいけな …
2026-10-08 【お薦め本の紹介】三宅香帆『「夫婦」不在社会』 三宅香帆さんの『「夫婦」不在社会』を読みました。映画や小説に描かれる家族の姿から、現代社会の夫婦関係を考える一冊です。読みながら何度も立ち止まったのは、私たちが親子の愛情を大切にする一方で、夫婦の関係については、あまり考 …
2026-10-06 夫婦二人とも認知症になったら、家族はどうすればいい? 認知症外来をしていると、ご家族からとても難しい相談を受けることがあります。「先生、父も母も認知症になってしまいました。二人だけで暮らしていて大丈夫でしょうか?」子どもさんからすれば当然心配です。お父さん一人を見ても、一人 …
2026-09-29 昨日のことも忘れる母が、娘の体調だけは覚えていました 認知症外来をしていると、医学だけでは説明しきれないような、心に残る場面に出会うことがあります。ある認知症のお母さんがいます。娘さんは週に1回、お母さんのもとを訪ねています。しかし、お母さんは1週間前のことをほとんど覚えて …
2026-09-24 【お薦め本の紹介】「80代になれば、たいていボケるか死ぬ」――だから70代を無駄にしてはいけない 林真理子さんの『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』を読みました。何とも刺激的なタイトルです。しかし、認知症専門医として多くの高齢者を診てきた私には、単なる「毒舌本」とは思えませんで …
2026-09-22 「週30秒」に騙されてはいけない――レカネマブは本当にそこまで効くのか? 物事を評価するとき、私は「総論」と「各論」を分けて考えることが大切だと思っています。 アルツハイマー病治療薬レカネマブについて、まさに今、その姿勢が必要ではないでしょうか。2026年9月、レカネマブの皮下注射製剤が日本で …
2026-09-15 「そこまで介護する必要がありますか?」――自分の人生を捨てないで 認知症外来をしていると、本当に頭が下がるほど介護を頑張っている方に出会います。仕事を休む。旅行にも行かない。友人にも会わない。夜中も何度も起きる。そして、最後には、「先生、仕事を辞めました。これで母の介護に専念できます」 …
2026-09-09 「本当はここで最期までいたかった」――施設を追われる高齢者 認知症の方の施設選びについて、最近とても強く感じることがあります。それは、単に「どの施設が良いか」だけでなく、「その施設にいつまで住み続けられるのか」まで考えなければならない時代になったということです。 私は認知症専門医 …
2026-08-23 子どもの肥満が、将来の認知症を招く? 英国政府が、学校給食の基準を大きく見直すことになりました。子どもの肥満対策として、揚げ物を禁止し、高脂質食品の提供回数を制限するというものです。フィッシュ・アンド・チップスの国で、学校給食から揚げ物が姿を消すというのです …