2026-05-31 まだ認知症ではない人”を診る時代へ――認知症ガイドライン2026の衝撃 認知症診療が、大きな転換点を迎えています。2026年、『認知症疾患診療ガイドライン』が9年ぶりに改訂されます。前回改訂された2017年当時と現在では、認知症医療を取り巻く環境は劇的に変化しました。最大の変化は、レカネマブ …
2026-05-26 運転能力は落ちるのに、なぜ自信は増すのか――エイジングパラドックスの恐怖 高齢ドライバーによる交通事故が報道されるたび、多くの人が「なぜ危険だと分からなかったのか」と感じます。しかし、実際の診療現場では、本人に悪意や無責任さがあるわけではなく、「自分はまだ運転できる」という強い確信を持っている …
2026-05-10 記憶障害の黒幕はドーパミン!?―アルツハイマー治療の常識が崩れる アルツハイマー型認知症は、「これが原因です」と一言で言い切れる病気ではありません。長年にわたり、脳内に蓄積する「アミロイドβ」や「タウ」といった異常たんぱく質が主因と考えられてきました。しかし、これらを除去する治療が進ん …
2026-05-03 夫は施設で回復、妻は自宅で崩壊…一緒にいたい”が危険になる時 多くの方が、「できるだけ自宅で」「夫婦は一緒に」という価値観を大切にされています。それ自体は、とても自然で温かい願いです。しかし、認知症という病気は、その前提を静かに、そして確実に崩していきます。 結果として、「一緒にい …
2026-04-26 脳は壊れていたのに、なぜ読書する彼女はボケなかったのか? 「本を読む人は認知症になりにくいのか?」――これは多くの方が一度は考えたことのある疑問ではないでしょうか。結論から言えば、読書習慣は認知症の発症リスクを下げる“可能性が高い”と、近年の研究で明らかになりつつあります。ただ …
2026-04-24 【お薦め本の紹介】家族じまい by 桜木紫乃 「家族は最後まで寄り添うもの」多くの人がそう信じています。しかし現実は、必ずしもその理想通りにはいきません。家族じまいは、そんな“きれいごとでは済まない家族の終わり”を描いた作品です。読後に残るのは、温かさでも絶望でもな …
2026-04-13 認知症が急激に進む人の共通点・3つの代表例 認知症というと、「何年もかけて少しずつ進行する病気」というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。確かにその通りのケースも多くあります。しかし実際の診療現場では、その常識が当てはまらない患者さんに出会うこと …
2026-04-08 歯ぐきの菌が脳に届く?認知症の常識を変える“見えないルート”とは 「しっかり歯みがきしていますか?」この何気ない問いが、実は“認知症予防”と深く関わっているかもしれません。近年の研究で、口の中にいる細菌の一部が、脳の中にまで到達している可能性が示されました。しかもその運び役となっている …
2026-03-30 認知症高齢者を狙う「訪問買取」の現実 今回は、患者さんのご家族から実際に伺った、非常に考えさせられる出来事を紹介します。これは決して特別な話ではありません。むしろ、どこの家庭でも起こり得ることです。認知症の方がいる家庭だけの問題ではなく、これから誰の家庭にも …
2026-03-23 認知症だと思ったら、実はてんかんでした 認知症専門外来を続けていると、ときどき非常に印象的な患者さんに出会います。ご家族がこう言って受診されるのです。「最近、母がぼーっとするんです」「会話の途中で止まることが増えて…」「同じことを何度も聞くんです」 こう聞くと …