脳は壊れていたのに、なぜ読書する彼女はボケなかったのか?

「本を読む人は認知症になりにくいのか?」――これは多くの方が一度は考えたことのある疑問ではないでしょうか。結論から言えば、読書習慣は認知症の発症リスクを下げる“可能性が高い”と、近年の研究で明らかになりつつあります。ただ …

【お薦め本の紹介】家族じまい by 桜木紫乃

「家族は最後まで寄り添うもの」多くの人がそう信じています。しかし現実は、必ずしもその理想通りにはいきません。家族じまいは、そんな“きれいごとでは済まない家族の終わり”を描いた作品です。読後に残るのは、温かさでも絶望でもな …

認知症が急激に進む人の共通点・3つの代表例

 認知症というと、「何年もかけて少しずつ進行する病気」というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。確かにその通りのケースも多くあります。しかし実際の診療現場では、その常識が当てはまらない患者さんに出会うこと …

認知症高齢者を狙う「訪問買取」の現実

今回は、患者さんのご家族から実際に伺った、非常に考えさせられる出来事を紹介します。これは決して特別な話ではありません。むしろ、どこの家庭でも起こり得ることです。認知症の方がいる家庭だけの問題ではなく、これから誰の家庭にも …

認知症だと思ったら、実はてんかんでした

認知症専門外来を続けていると、ときどき非常に印象的な患者さんに出会います。ご家族がこう言って受診されるのです。「最近、母がぼーっとするんです」「会話の途中で止まることが増えて…」「同じことを何度も聞くんです」 こう聞くと …

契約できないのに、投票はできる?

認知症外来を続けていると、選挙の時期になるたびに、ある問いを受けることがあります。 「先生、母も投票に連れて行った方がいいでしょうか?」 家族は少し迷いながら、そう尋ねてきます。 患者さんの中には、政党名を書くことができ …

【お薦め本の紹介】『うちの父が運転をやめません』

うちの父が運転をやめません(著:垣谷美雨)は、一見すると「高齢者の免許返納問題」を扱った物語です。しかし読み進めるうちに気づきます。これは単なる交通安全の話ではなく、お金、家族、仕事、誇り、そして“将来”とは何かを問う物 …

がんと認知症は、なぜ同時に起きにくいのか

「認知症の患者さんが、がんになるケースは意外と少ないですね」 これは、長年外来を続けている医師であれば、多くの方が一度は感じたことではないでしょうか。私自身、認知症専門外来を続けるなかで、アルツハイマー型認知症の患者さん …

長谷川嘉哉監修シリーズ