2026-10-29 【お薦め本の紹介】村上春樹『夏帆―The Tale of KAHO―』 村上春樹さんの『夏帆―The Tale of KAHO―』を読みました。正直に告白すると、途中で読むのをやめようかと思いました。シロアリが出てきて、さらにアリクイまで登場する。「いったい、この話はどこへ向かうのだろう」。 …
2026-10-27 認知症介護、一番つらい時期はずっと続きません 「先生、もう限界です」認知症外来では、ご家族が涙ながらに訴えられることがあります。毎日怒鳴られる。夜中に何度も起こされる。一生懸命お世話をしているのに、「財布を盗った」と責められる。 そして、最後にこう尋ねられます。「こ …
2026-10-25 【医師が解説】「脳ドックで異常なし」でも認知症は否定できません 「最近、同じことを何度も聞くようになりました。でも、脳ドックでは異常なしと言われたので、大丈夫ですよね?」 認知症外来では、このような相談をいただくことがあります。検査で異常がなければ安心したくなるのは、当然のことです。 …
2026-10-22 【お薦め本の紹介】島田荘司『写楽 閉じた国の幻』 写楽の絵は、これまでにも何度も見てきました。独特の表情、大胆な構図、一度見たら忘れられない役者の姿。浮世絵に詳しくなくても、「これは写楽だ」と分かる方は多いのではないでしょうか。ところが私は、その絵を知っているだけで、描 …
2026-10-20 【医師が解説】「最近よく転ぶ」は年のせい? 足腰だけでなく、脳にも目を向けてください 「母が最近、家の中でもよくつまずくんです」 「父の歩き方が、以前より小刻みになりました」 ご家族のこうした気づきは、身体の変化を知る大切な手がかりです。しかし、「年をとったから」「運動不足だから」と考え、そのまま様子を見 …
2026-10-18 地方暮らしこそ歩く工夫を――健康づくりは靴を替えることから 「自然が豊かな地方に住んでいる人のほうが、都会の人より健康的に暮らしている」そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、毎日の「歩く量」に注目すると、違った姿が見えてきます。都市と地方では、1日の平均歩数に …
2026-10-15 【お薦め本の紹介】宇野千代『生きて行く私』 「この方の人生を、朝のドラマでどこまで描くのだろう?」宇野千代さんの『生きて行く私』を読みながら、何度もそんなことを考えました。NHKの連続テレビ小説『ブラッサム』の主人公のモデルとなった作家です。本書は、その波乱に満ち …
2026-10-13 「母を施設に入れて安心していた」でも数年後、家族は困ることになりました 認知症のお母さんを、何年も自宅で介護してきた。夜中に起こされ、薬を管理し、食事を作る。仕事との両立も難しくなり、家族で悩んだ末に、ようやく施設へ入所してもらった。「これで安心できる」そう思うのは当然です。施設への入所は、 …
2026-10-11 認知症が進んだと思ったら薬のせいだった 高齢者を診察していると、「最近ふらつくようになった」「食欲が落ちた」「便秘がひどい」「ぼんやりするようになった」といった訴えをよく耳にします。もちろん、新たな病気が隠れている可能性はあります。しかし、ここで忘れてはいけな …
2026-10-08 【お薦め本の紹介】三宅香帆『「夫婦」不在社会』 三宅香帆さんの『「夫婦」不在社会』を読みました。映画や小説に描かれる家族の姿から、現代社会の夫婦関係を考える一冊です。読みながら何度も立ち止まったのは、私たちが親子の愛情を大切にする一方で、夫婦の関係については、あまり考 …