2026-09-15 「そこまで介護する必要がありますか?」――自分の人生を捨てないで 認知症外来をしていると、本当に頭が下がるほど介護を頑張っている方に出会います。仕事を休む。旅行にも行かない。友人にも会わない。夜中も何度も起きる。そして、最後には、「先生、仕事を辞めました。これで母の介護に専念できます」 …
2026-09-14 その頭痛、本当に天気のせいですか? 「台風が近づくと頭が痛くなる」、「雨の前日は肩がこる」、「低気圧になると、体がだるくて何もする気になれない」。脳神経内科の外来でも、こうした訴えをされる患者さんは決して珍しくありません。いわゆる「天気痛」「気象病」と呼ば …
2026-09-11 【お薦め本】池井戸潤『ハヤブサ消防団 森へつづく道』――またしても一気読み 池井戸潤さんの新作『ハヤブサ消防団 森へつづく道』を読みました。結論から言えば、またしても一気読みです。「今日はここまでにしよう」と思って本を閉じても、続きが気になって、また開いてしまう。少しだけ読むつもりが、気づけばか …
2026-09-09 「本当はここで最期までいたかった」――施設を追われる高齢者 認知症の方の施設選びについて、最近とても強く感じることがあります。それは、単に「どの施設が良いか」だけでなく、「その施設にいつまで住み続けられるのか」まで考えなければならない時代になったということです。 私は認知症専門医 …
2026-09-06 「CTで異常なし」でも安心できない頭痛――見逃されることがある椎骨動脈解離 「頭が痛いだけだから、大したことはないだろう」そう考えてしまう方は少なくありません。しかし、医師にとって頭痛は、決して軽く扱ってよい症状ではありません。頭痛の中には、単なる肩こりや緊張型頭痛だけでなく、くも膜下出血のよう …
2026-09-03 【お薦め本の紹介】田中道昭『フィジカルAIの衝撃』 田中道昭さんの『フィジカルAIの衝撃 「身体をもった人工知能」は2030年の世界をどう変えるか』を読みました。私は日頃からChatGPTをかなり利用しています。文章作成、情報収集、経営判断の整理など、生成AIによって仕事 …
2026-09-01 父が亡くなった時、相続より先に「お母さん」を守ってください 今日は、認知症そのものの話ではありません。しかし、認知症外来を長年続け、多くの高齢者とそのご家族を診てきた私だからこそ、どうしてもお伝えしたいことがあります。それは、「お父さんが亡くなった時、お母さんに何を残すのか」とい …
2026-08-30 外国人介護職員が増える時代――高齢者施設の『ワクチン対策』は大丈夫か 先日、「介護施設にポルトガル語が響く時代」という内容のブログを書きました。私が協力医を務めている高齢者施設でも、外国人職員が働く姿は珍しくなくなりました。フロアにいる職員3人が全員外国人という施設もあります。今後、日本の …
2026-08-27 【お薦め本の紹介】―茂木健一郎『なごみの道 日本人はなぜ幸せなのか』 茂木健一郎さんの『なごみの道 日本人はなぜ幸せなのか』を読みました。本書で語られる「なごみ」とは、単に争わない、波風を立てないという意味ではありません。自分と他人、仕事と遊び、成功と失敗、自然と人間など、異なるものを排除 …
2026-08-25 一番介護した人が、一番報われない 認知症外来をしていると、本当に報われない介護を続けている方に出会います。兄弟はいても、「遠くに住んでいるから」「仕事が忙しいから」と、実際の介護は一人の娘さん、息子さん、あるいは配偶者に集中してしまう。病院への付き添い、 …