先回、社会福祉士の資格は、他の資格と組み合わせる事で、更なる可能性があるのではないかとお話しました。
もっとも、可能性のある組み合わせは、ケアマネージャーではないでしょうか?
ケアマネージャーは、介護保険の知識を中心に、利用者さんのケアプランを作成します。
しかしその際に重要な事は、介護保険にとらわれることなく、介護保険外のサービスをいかに組み合わせるかが重要となります。
ケアマネージャーは、介護保険のことは知っていて当たり前で、介護保険外の知識をいかに有効に利用してするかが、質の差になります。
社会福祉士さんと接していて感じることは、彼らの膨大な知識が、うまく利用者さんに使われていないことです。
ケアマネージャーと組み合わせる事で、より質の高いサービス提供が可能になると思います。
この点を上手く利用しているのが地域包括支援センターです。
介護や福祉に関する地域の総合相談窓口となる地域包括支援センターには保健師(看護師)、主任ケアマネジャー、社会福祉士といった3種類の専門職がいます。
まさに理想的な職種の連合だと思います。
日総研の社会福祉士の通信教育のスクーリングにも、地域包括支援センターの職員の方が、参加されているのも、とても望ましいものと思われます。