社会福祉士を目指す方々の中には、成年後見人制度に関心をもたれている方も多く見えます。
通常、土岐内科クリニックの認知症専門外来では、認知症のレベルから、成年後見人が可能であれば、ご家族に申請をお薦めします。
成年後見人の申請の際には、家庭裁判所に行っていただく必要があります。
ご家族が高齢であると、煩雑な手続きのために躊躇される事もあります。
その際に、専門家に代行してもらえると助かります。
通常、申請の場合は司法書士さんや行政書士さんにお願いします。
しかし一つ問題があります。
当院から、彼らに依頼をした場合は比較的スムーズに申請から認定になりますが、ご家族が最初に、司法書士・行政書士さんに相談すると比較的中等度のケース(この点は、以前の私のブログをご覧下さい。)
では、適応外とされるケースがあるのです。
彼らは、申請のプロではありますが、認知症や介護のプロではありません。
そこで、社会福祉士の資格をもった、行政書士さんが見えれば、医師・家族のいずれにも助かるものです。社会福祉士養成講座の学生さんにも行政書士の資格を持っておられたり、目指されている方が見られます。
今後の活躍に期待がもたれます。