実は、FPの試験は自分の知識の整理の目的だけで受けたわけではありません。
実は、自分の講演ネタ“専門医が教えるちょっと得するお金の話”の精度を高めるためでもあります。
以前から、認知症の講演の中で老齢年金や医療費の話をすると、皆さんの関心が急に高まることに気付いていました。
そこで、お金の話だけで90分という講演をしたところ、相当に好評です。
まず眠る人はいません。
何しろ得する話ですから、皆真剣になるようです。
特に対象がケアマネージャさん対象の場合、“最低限でも何か一つは、利用者様に使える話”と言い切れる内容だと自負しています。
実際に、講演後、数名のケアマネージャさんが市役所に駆けつけ、市役所の方が驚いたという話も聞き及んでいます。
やはり医師でしか分からない知識があるからだと思います。
これらの根底にあるのが、医師が作成する診断書です。
実は医師は系統だって診断書の勉強をしていません。
そこで依頼する側が、しっかりと勉強して医師に依頼することが重要になります。
言い換えると、医師は、診断書を有効に作成することで、医療以外にも患者さんに役立てるものなのです。