先日、何気なくTVをつけると自分の知らないところで“総選挙”がやっていたので驚いていました。
そうです、AKB48選抜総選挙です。
瞬間最高視聴率は28%、平均視聴率が18.7%だったそうです。
私のように、ほぼAKBに対する情報がゼロの人間でも、思わず見てしまう番組つくりは、さすが秋元康さんです。
私の目からは、どの子も可愛らしく、それぞれの魅力を感じました。
やはり、上位から下位まで差がついてしまう点は、本人の資質以上に“見せ方”、マーケティング力の差かな?と思って見ていました。
しかし、番組途中から3人の女性が過換気症候群を呈していることに驚いてしまいました。
過換気症候群は、急に息が苦しくなって、動悸、頻脈、めまい、手足のしびれ、時にはけいれんや意識消失などの発作を繰り返すもので、ストレスや不安が関係しています。
特定の病気というよりも、ある状態像を意味し、いろいろな原因で過換気発作(過呼吸発作)をおこします。
発作自体は、30分~60分程度で自然に軽快しますが、「死ぬのではないか」という不安の強い人では数時間続くこともあります。
発症のメカニズムは、不安、恐怖、疼痛などがきっかけとなって、過剰換気(息をハーハーする)をしますと、血液中の二酸化炭素が呼気中に多く排出され、血液のpHがアルカリ性に傾きます。
そのため、治療は紙バックを口に当て、ゆっくり呼吸をすると自身が吐き出した二酸化炭素を再び吸うことで、改善されます。
最近では、紙袋によるペーパーバック法より、患者さんに腹式呼吸をするように指示すると呼吸困難感は改善し、過換気による症状も消失するようです。
昔から、アイドルグループなので誰が好きか嫌いかは、ファンの間では議論になったものです。
しかし、それらが数値化されることはありませんでした。
そのため、結構人気がなさそうなメンバーも気は楽だったかもしれません。
今回の、AKBの総選挙は、まさに数字で表されるため、そのストレスは相当なものではないでしょうか?
そのため、過換気症候群が頻回に引きこされていると考えられます。
確かに視聴者には面白いですが、秋元さんにはタレントさんの健康にも配慮してあげて欲しいと感じました。