有名人も、認知症を避けることはできない・・安藤優子 認知症の母の壮絶な介護を語る

2014-12-12

認知症の患者数は462万人、早期認知症が400万人。合計で1000万人弱です。それぞれに4人の身内がいるとしても、認知症に無関係な方は相当少ないのではないでしょうか?もちろん有名人も同様です。フジテレビ系「スーパーニュース」のメインキャスターを務める安藤優子さんが認知症の家族との関わり方について語られました。内容を一部抜粋します。

1) 安藤さんの母、みどりさん(89)は、約15年前に認知症を発症した。6年前から民間の高齢者施設で
暮らしている。
2) 母が一人暮らしをしていた時期は壮絶でした。犬の粗相を始末できなかったり、冷蔵庫の中で大量の
食料を腐らせたりして、家の中はぐちゃぐちゃ。私たちきょうだいではどうにもならなくなり、施設への
入居を決断しました。
3) 施設に入居してもらうことをためらう方も多いと思います。母も、入居当時は、自分の家があるのに住め
ないという怒りの感情が強く、抵抗もすごかった。だから、今でも「入れてしまってごめんね」という感情
がどこかにあります。
4) 施設にお願いしていることを私は恥じていません。「ママのことは心配しているんだよ」という気持ちは
変わりませんから。施設に入れたら終わりじゃありません。母らしく生活できるように考えています。
5)入居当初、私から見える母は怒りで鬼のようでしたが、施設の職員が見る母は違いました。「お母さん、
笑顔がすてきですね。かわいいですね」と。そう言われて、母は昔と変わっていなかったんだと気づかさ
れました。第三者が入って、私たちの心に、母を見直すゆとりを持たせてくれたのです。仕事以外の時
間、四六時中、母と向き合っていたら、崩壊していたかもしれません。
6) そういう余裕を持つためには、頼れるものはなんでも頼る。使えるサービスは全部使ったほうがいいと思
います。申し訳ないと思ってはダメ。そうやって煮つまらないことが大切です。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


行政は簡単に“住み慣れた地域で過ごしましょう”と言われます。認知症の介護はそんなに甘いものではありません。今の時代、誰かが自分の人生を犠牲にして介護をする時代ではありません。介護力によっては、施設入所も誰からも非難されることではありません。

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ