医学博士。岐阜県土岐市を中心に9ヶ所のクリニック、介護施設、リハビリ施設を運営する医療法人ブレイングループ理事長。毎月1,000人以上の認知症患者を診療する日本有数の認知症専門医。開業以来5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。
「昔の牛肉のほうが、もっと赤身だった。」そんな話を聞いたことはありませんか。実際、現在の黒毛和牛は、30~40年前と比べると筋肉の中に入る脂肪、いわゆる「サシ」が大幅に増えています。品種改良や飼育技術の進歩によって、現在 …
高齢ドライバーによる交通事故が社会問題となって久しくなります。現在、75歳以上で一定の交通違反歴がある方は、免許更新時に「運転技能検査」を受けなければなりません。この制度は、「運転ができるかどうか」を確認するために202 …
認知症をテーマにした小説や映画は数多くあります。しかし、医療者の立場から見ると、「ここは少し違うな」と感じる作品も少なくありません。 ところが、小西マサテルさんの『名探偵のままでいて』は違いました。私は認知症専門医として …
テレビや新聞で歯科医療に関する話題が出ると、決まり文句のように使われる表現があります。「歯科医院はコンビニより多い」。皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。確かに数字だけを見ればその通りです。しかし私はこの言葉を聞く …
アルツハイマー病といえば、「アミロイドβが脳にたまる病気」という説明を聞いたことがある方も多いと思います。 確かに、アミロイドβはアルツハイマー病の重要な原因の一つです。しかし実際には、脳に大量のアミロイドβが蓄積してい …
牛島信さんの『日本買収 団塊世代の天命』を読みました。タイトルだけを見ると企業買収やM&Aを扱った経済小説のように思えます。しかし実際に読んでみると、それだけではありませんでした。本書の根底に流れているのは、「戦 …
認知症医療に携わっていると、時々とても苦しくなるケースがあります。病気そのものではありません。 「もっと早く動いていれば違ったかもしれない」 そう思わずにはいられないケースです。 認知症は、ある日突然すべてが壊れる病気で …
会社員の妻に扶養される「第3号被保険者」の男性が30年で約3倍になり、2024年度末には13万人を超えました。かつては珍しかった「専業主夫」や「妻が主たる稼ぎ手」という家庭像が、いまや特別なものではなくなりつつあります。 …
米澤穂信さんの『黒牢城』は、第166回直木賞を受賞した歴史ミステリーです。舞台は戦国時代。織田信長に反旗を翻した荒木村重が籠城する有岡城で起こる不可解な事件を、牢に閉じ込められた黒田官兵衛が解き明かしていきます。 私は歴 …
先日、話題になっているSpaceXのIPO(新規株式公開)について、私は娘たちにこんな話をしました。「せっかくだから申し込んでみないか?」SpaceXは世界中が注目する企業です。イーロン・マスク氏が率い、宇宙開発や通信事 …