医学博士。岐阜県土岐市を中心に9ヶ所のクリニック、介護施設、リハビリ施設を運営する医療法人ブレイングループ理事長。毎月1,000人以上の認知症患者を診療する日本有数の認知症専門医。開業以来5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。
物事を評価するとき、私は「総論」と「各論」を分けて考えることが大切だと思っています。 アルツハイマー病治療薬レカネマブについて、まさに今、その姿勢が必要ではないでしょうか。2026年9月、レカネマブの皮下注射製剤が日本で …
先日、”在宅介護を受けていた91歳の母親が誤嚥性肺炎で亡くなり、訪問診療を行っていた医療法人が訴えられた”という記事を読みました。 その母親は要介護5で認知症があり、体重は24キロを切るほど低下していました。さらに食べ物 …
天野隆さんの『限りある人生を豊かにする 人生最後のお金の授業』を読みました。私は医師であると同時に、ファイナンシャルプランナーとしても、多くの方のお金や相続の相談を受けてきました。また、認知症専門医として、人生の最終段階 …
認知症外来をしていると、本当に頭が下がるほど介護を頑張っている方に出会います。仕事を休む。旅行にも行かない。友人にも会わない。夜中も何度も起きる。そして、最後には、「先生、仕事を辞めました。これで母の介護に専念できます」 …
「台風が近づくと頭が痛くなる」、「雨の前日は肩がこる」、「低気圧になると、体がだるくて何もする気になれない」。脳神経内科の外来でも、こうした訴えをされる患者さんは決して珍しくありません。いわゆる「天気痛」「気象病」と呼ば …
池井戸潤さんの新作『ハヤブサ消防団 森へつづく道』を読みました。結論から言えば、またしても一気読みです。「今日はここまでにしよう」と思って本を閉じても、続きが気になって、また開いてしまう。少しだけ読むつもりが、気づけばか …
認知症の方の施設選びについて、最近とても強く感じることがあります。それは、単に「どの施設が良いか」だけでなく、「その施設にいつまで住み続けられるのか」まで考えなければならない時代になったということです。 私は認知症専門医 …
「頭が痛いだけだから、大したことはないだろう」そう考えてしまう方は少なくありません。しかし、医師にとって頭痛は、決して軽く扱ってよい症状ではありません。頭痛の中には、単なる肩こりや緊張型頭痛だけでなく、くも膜下出血のよう …
田中道昭さんの『フィジカルAIの衝撃 「身体をもった人工知能」は2030年の世界をどう変えるか』を読みました。私は日頃からChatGPTをかなり利用しています。文章作成、情報収集、経営判断の整理など、生成AIによって仕事 …
今日は、認知症そのものの話ではありません。しかし、認知症外来を長年続け、多くの高齢者とそのご家族を診てきた私だからこそ、どうしてもお伝えしたいことがあります。それは、「お父さんが亡くなった時、お母さんに何を残すのか」とい …