医学博士。岐阜県土岐市を中心に9ヶ所のクリニック、介護施設、リハビリ施設を運営する医療法人ブレイングループ理事長。毎月1,000人以上の認知症患者を診療する日本有数の認知症専門医。開業以来5万件以上の訪問診療、500件以上の在宅看取りを実践している。
テレビ、ラジオ、新聞といったオールドメディアは、私たちの生活の中で長らく「情報源」としての役割を果たしてきました。しかし、これらの媒体がスポンサーからの収入に依存している以上、その「情報の純度」には限界があります。特に投 …
喜多川泰さんの『いただきます。人生が変わる「守衛室の師匠」の教え』を読み、私はこれまで見落としていた「当たり前」の中に潜む、本当の豊かさや生き方の本質に気づかされました。本書は、職業や年齢、経験に関わらず、誰にでも深く刺 …
日本人の多くが加入している「生命保険」。これは言うまでもなく、「死」のリスクに備えるための保険商品です。若くして亡くなってしまったとき、残された家族の生活資金を補うために保険金が支払われます。この場合、仮に長生きして保険 …
近年、日本国内で「マダニ」が媒介する感染症が注目を集めています。なかでも 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) は致死率が高く、国内でも毎年患者が報告されています。そのほか、日本紅斑熱やライム病なども加わり、キャンプや登 …
生成AI・ChatGPTと一緒に、毎日アプリを作り続けた100日間の記録。特別なスキルがなくても、「楽しむ気持ち」と「ちょっとした工夫」でここまでできるんだ──そんな勇気をくれる一冊です。うまくいかない日も、気分が乗らな …
外来診療をしていると、よくある光景があります。診察が終わるとすかさず患者さんがこうおっしゃいます。「先生、湿布多めにください。できれば○○袋分。」実際、痛みの訴えとは別に、湿布の希望だけで外来を受診される方も少なくありま …
今、日本の介護の現場では人手が足りていません。そのため、多くの外国人の方が介護の仕事に入ってきてくれています。でも、長く続けてくれる人はあまり多くありません。 1.介護の仕事に外国人の方も増えているけど… 全国の介護施設 …
『本気で考えよう! 自分、家族、そして日本の将来』は、経済評論家・加谷珪一さんが、今の日本が抱える物価高や低賃金、年金の不安などについて、わかりやすく丁寧に解説してくれる一冊です。社会全体の変化や問題の背景を踏まえながら …
アルツハイマー病といえば「アミロイドβ」という物質が脳にたまる病気、という説明を聞いたことがある方も多いと思います。長年、この「アミロイド仮説」が研究の中心でした。しかし最近は、単にアミロイドがたまるだけでは説明できない …
今回は、認知症の中でも特に多く見られるアルツハイマー型認知症(AD)と、性差(男女の違い)に関する最新の研究成果をご紹介します。これまでの臨床現場の経験からも、「女性の方が認知症になりやすいのでは?」と感じていた方も多い …