成年後見人制度において、社会福祉士さんの働きは、申請だけではありません。
まず成年後見人になる事も重要です。
成年後見人には、親族後見人と専門職後見人があります。
親族後見人と専門職後見人の比率は、7:3です。親族後見人の内訳は、親7.9% 子31.7% 兄弟姉妹 12% 配偶者 8.6% その他の親族 12%です。
専門職後見人の内訳は、司法書士が10.5% 弁護士7.7% 社会福祉士 5.3%となっています。
このうちの、専門職後見人の分野で認知症や障害者の方々を理解されている社会福祉士さんの活躍が望まれます。
その点で参考になるのが、私も会員になっているNPO法人東濃成年後見人センターです。
高齢者・障害者の人権を法律・医療・福祉・その他の専門家と地域の住民で守るシステムで動いています。
このシステムは、どこの地域でも必要であり実現可能です。
多くの社会福祉士さんが、積極的に同様の働きをされることを希望します。