先日、DVDで映画「おとうと」を見ました。
特に、映画の情報があったわけではないのですが、DVDが8月4日に発売されたため、とりあえず購入していました。
いつもの癖なのですが購入すると、いつでも見られると安心してしまい、そのままになってしまいます。
実はそんな、DVDが30作品以上はあります。
しかし今回は購入後1ヶ月半経った日に、観ようという気になりました。
この映画は、『家族』、『幸福の黄色いハンカチ』、『息子』、『学校』シリーズ、そして『男はつらいよ』シリーズで、その時代、時代の日本の家族を描き続けてきた山田洋次監督の作品です。
主演は吉永小百合。
愚かな弟の鉄郎には、『私は貝になりたい』『ディア・ドクター』の笑福亭鶴瓶です。
笑福亭鶴瓶はディア・ドクターといい、医療関係の映画が続いています。
観るまでは、またいつもの家族の絆を描く話かなと、正直あまり期待していませんでした。
しかし、今回の作品では、「看取り」や「ターミナルケア」などの現代的な問題に触れています。
まさに我々が日々関与している世界です。
さすが、山田洋二監督、10年ぶりの現代劇となる最新作のなかで、みごとに社会が抱える問題にも鋭いまなざしを向けています。
とってもお勧めの映画です。