平成25年5月12日〈日〉は東京新宿京王プラザで、全国の認知症専門医が30名ほど集まっての情報交換会でした。主催頂いた、小野製薬さんは昨年も同様の規模の企画を主催頂きました。これぐらいの規模で、実際に認知症を診ている専門医の会はとても勉強になります。当日も、ずっとメモを取りっぱなしでした。
しかし、いつもながら医師の集まり特有の困ったことがありました。少人数での集まりながら、平気で遅刻してきます。そして、なぜか遅れてきた医師の方が、時間通りに来ている医師より、“偉そう”です。
さらに、京王プラザでありながらジーンズとよれよれのシャツで来る医師までいます。彼らの出で立ちは、京王プラザの中でも異様ですし、もちろん専門医の集まりの中でも異様です。常識からすると考えられない服装の医師が、30人中6人はいました。講演の中で”認知症患者さんの遂行実行機能“の障害について議論されました。遂行実行機能とは、「目標設定」、「計画立案」、「目標に向けての計画の実行」、「効果的行動」からなり、これらの機能が障害される遂行機能障害においては、目的をもった行動や動作の遂行が困難な状態となります。
目的、周囲の状況を把握した服装ができない医師は、遂行実行機能が障害されているのかも知れません。
また最近では、専門医として医師会での認知症の講演機会もいただいています。しかし遅刻、途中退出は当たり前です。もちろん、服装も全く場所・内容をわきまえていない医師がいます。
医師を指導する人間は、世の中には存在しないために、“非常識”な人間が増えてくるでしょう。私は、幸い経営者として、厳しい言葉をかけて下さる諸先輩に恵まれたことに改めて感謝です。