先日、遠方から受診されていた患者さんからお葉書を頂きました。
“お世話になりました。先日、永眠いたしました。先生の「子供さんが、きっと見ていますよ」と言う言葉を胸に介護をしてきました。ありがとうございました。”
その方は、懸命に認知症のおじいさんの世話をされていました。しかし、身内の心無い言葉・態度に苦労されて介護されていました。思わず、30年前の 自分の母親の姿と重なってしまい、かけさせていただいた言葉が「子供さんが、きっと見ていますよ」と言う言葉でした。苦労して介護している両親の背中を、 姉と自分は敬意を持ってみていましたから・・・
そんな自分の言葉が、お役に立てたことはとても嬉しい事でした。