今回は、脳の3層構造のうち“理性脳と呼ばれる大脳皮質”についてのお話です。
大脳は脳梁を挟んで左と右に分かれていて、それぞれ働きが異なる事が証明されています。
左脳は主に言語や計算といった論理や分析を司っています。
この左脳は脳梁を挟んで右脳と情報交換を絶えず行いながら活動しています。
人間が進化の過程で言葉を操るようになったのは、左脳の発達によるものです。
特に、言葉と論理という他の動物が持っていない能力獲得のために、大脳の左右で働きを分けるという合理的な進化があったのかもしれません。
論理的知性を高めるには、この左脳の機能だけを強化すれば良いと思いがちですが、実際にはそうではなく、イメージの右脳、情動を司る大脳辺縁系と連携するが必要です。
勉強や仕事に集中できないときに、右脳のプラスイメージ、大脳辺縁系のプラス感情、脳幹の刺激により左脳に刺激を与えると、一気に効率化することも連携の重要性を示しています。