2024-05-20 認知症薬はいつまで?患者さんへの投薬中止のポイントを専門医が解説 抗認知症薬は、症状の進行を遅らせる効果しかないと言われています。しかし、早期であれば、進行を遅らせるだけでなく、改善することもあります。しかし発症後年数を経ると患者さんが寝たきり状態になったり、その状態のまま認知症の症状 …
2024-04-24 認知症予防のために早めの補聴器利用を 先日89歳の父親が、眼鏡屋さんに眼鏡の調整に行ったついでに聴力を測定、軽度に聴力の低下が指摘されたため補聴器を購入してきました。家族としては普通に会話していても聴力の低下に気が付かないレベルでした。しかし、父親曰く、「補 …
2024-04-22 「脳の神経細胞は歳とともに減る」は間違い。記憶を司る海馬の神経細胞を増やすには? 40歳を超える頃から、最近記憶力が悪くなったと感じるものです。そんな時、「脳の神経細胞が、加齢により減っているからやむを得ない」と考えがちではないでしょうか? 医学界でも以前からそのように思われていたフシがあります。とこ …
2024-04-12 【お薦め本の紹介】板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh 私は絵画の収集が趣味です。その中でも棟方志功さんの釈迦十大弟子の両脇を飾る、普賢菩薩と文殊菩薩を時間とお金をかけて購入できたことは人生に彩を与えてくれています。今回の原田マハさんの小説では棟方志功さんの奥様の視点から描か …
2024-04-10 医療業界3つの難民に対する水素吸入療法の可能性 最近、医療業界には3つの難民がいることを感じます。この場合の難民の意味は「患者さん自身が望む満足な医療サービスを受けられない」という意味になります。水素吸入療法はそのすべてを解決するとは言えませんが、少しでも現状を改善す …
2024-04-01 歩みが遅くなったら…認知症に注意するべき理由【専門医が警告】 認知症の予防というと、頭を使うような脳トレが有効と思いがちです。しかし、最近の研究では歩行をはじめとした運動機能が認知症の発症に関わっていることが報告されています。今回の記事では、月に1000名の認知症患者さんを診察する …
2024-03-25 ぽっと出症候群・たまに来る困った家族の特徴と対処法を医師が伝授! 医療介護の現場には、たまに来て口だけ出すご家族の方がいます。 これを「ぽっと出症候群」といいます。もちろん正式な疾患名ではありませんが、関係者のあいだでは共通言語です。 医師も困っているし、ケアマネも施設関係者も困ってい …
2024-03-04 自宅に帰りたいわけでない帰宅願望への対応を認知症専門医が解説 認知症患者さんの介護をしていて、ご家族や施設が困る症状に帰宅願望があります。しかし、生まれてから同じ場所に住み続けている患者さんでも、「家に帰ります!」と言って出ていこうとします。思わず「帰るってどこに?」と突っ込みたく …
2024-02-26 何もできないのに威張る!困った80歳代男性の対処法 当院は認知症を専門としています。そのため患者さんも高齢者の方が中心です。そんな毎日の中、本当に本当に本当に困らされる人たちがいます。年齢と性別でいうと、80歳代の男性患者さんが多いようです。私が医師として困る以前に、家族 …
2024-02-21 犬を飼うと認知症リスクが4割低下 猫は? 年齢問わず、ペットを飼っている人はたくさんいらっしゃいます。統計的にもペットの飼育率(全体)は17.4%で、犬が9.3%、猫が8.9%でした。そんなペットの飼育ですが認知症のリスクに影響を及ぼすようです。今回の記事では、 …