2020-09-28 風邪で病院に来るな!医師が伝える感冒薬の意味とおすすめ自宅治療法 私が2000年4月に開業したときに驚いたことがあります。「風邪で病院にかかる人」が実に多いことです。外来での「どうされましたか?」の質問に対して、患者さんは「ノドが痛い、咳が出る、熱っぽい、痰が出る」などと訴えます。 医 …
2020-09-25 「頭痛に至らない前兆のみの片頭痛」とは?脳神経内科専門医も経験する症状を解説 私は、数年に一度、片頭痛のなかでも「頭痛のない前兆のみの片頭痛:aura (=前兆) without headache」が出現します。この疾患は、片頭痛の一種ですが、頭痛がありません。「頭痛がないのに片頭痛?」と思われる …
2020-09-15 新型コロナとインフルエンザの同時流行にいかに立ち向かうか?【認定内科専門医が解説】 新型コロナ禍が収まる気配がみえません。例年、秋から冬場に向けてインフルエンザは大流行します。新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも発熱などの症状から、簡単に鑑別はできません。そんな2つの疾患が同時に流行したら医療現 …
2020-09-14 加山雄三さんも発症した脳出血について・種類、治療法、後遺症等を脳神経内科専門医が解説 令和2年8月29日に加山雄三さんが、小脳出血で救急搬送されました。新聞報道では、「せき込んだことが原因で小脳出血を引き起こしていた」と報道されています。しかし、脳神経内科専門医としては、最初に小脳出血が起こって、その後、 …
2020-09-09 脳神経内科専門医が短期間で承認されるコロナワクチンを接種したくない理由 世の中には、現在の新型コロナウイルス禍はワクチンの開発ですべて解決すると考えている人がいます。しかし、これは間違いです。インフルエンザウイルスに対しては、ワクチンも開発され多くの方が接種しています。しかし、毎年多くの患者 …
2020-08-25 コロナの陰性証明は無理!社員や病院に求めないでください【その理由は】 先日、外来で大きな声。何かと思って聞いてみると、患者さんが、会社から「コロナの陰性証明」を求められて受診。当院で、書けない旨を説明すると、「ならば、直接会社に電話をしてくれ!」と大声。医療現場は、日々患者さんの診察に追わ …
2020-08-03 高齢化で急増!筋萎縮性側索硬化症ALSについて脳神経内科医が解説 私が専門とする脳神経内科の領域には、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病があります。脳神経内科医として、はじめてALSの診断をしたときは、相当悩んだものです。「最後の最後まで意識は清明ですが、四肢は全く動かすことができ …
2020-07-08 閉塞性動脈硬化症の過半数は高齢者!マニュアルどおりではない対応方法を専門医が解説 30年前、研修医の時代に、先輩医師から「日本では少ないが、欧米ではとても多い病気です」と教えられた疾患があります。閉塞性動脈硬化症です。当時は「そんな病気もあるんだ」と思った程度でしたが、現在は日常的に遭遇するようになり …
2020-07-07 ジェネリックの効果が不安な方へ・オーソライズド・ジェネリックが選べる場合も 医療機関を受診して薬をもらう際、「ジェネリックにされますか?」という質問を受けることが増えてきました。国は、医療費の増加を防ぐために、ジェネリック(後発医薬品)の数量シェア80%を目指しています。しかし、ジェネリックは先 …
2020-07-06 コロナ禍を機に、タバコを最も効果的にやめられる「禁煙外来」の治療方法を医師が解説 喫煙は、癌や虚血性心疾患、最近では桂歌丸さんで有名になったCOPD(慢性閉塞性肺疾患)など多くの病気の原因となっていることが知られています。もちろん、喫煙者の多くの方は、そんなことは知っています。でもやめられないのです。 …