2020-09-25 「頭痛に至らない前兆のみの片頭痛」とは?脳神経内科専門医も経験する症状を解説 私は、数年に一度、片頭痛のなかでも「頭痛のない前兆のみの片頭痛:aura (=前兆) without headache」が出現します。この疾患は、片頭痛の一種ですが、頭痛がありません。「頭痛がないのに片頭痛?」と思われる …
2020-09-15 新型コロナとインフルエンザの同時流行にいかに立ち向かうか?【認定内科専門医が解説】 新型コロナ禍が収まる気配がみえません。例年、秋から冬場に向けてインフルエンザは大流行します。新型コロナウイルスもインフルエンザウイルスも発熱などの症状から、簡単に鑑別はできません。そんな2つの疾患が同時に流行したら医療現 …
2020-09-09 脳神経内科専門医が短期間で承認されるコロナワクチンを接種したくない理由 世の中には、現在の新型コロナウイルス禍はワクチンの開発ですべて解決すると考えている人がいます。しかし、これは間違いです。インフルエンザウイルスに対しては、ワクチンも開発され多くの方が接種しています。しかし、毎年多くの患者 …
2020-09-08 ○○○○歩くが認知症を予防する・認知症専門医がお勧めする運動のコツとは コロナ禍で運動不足になっている高齢者が増えています。しかし、運動不足は認知症にとってはリスクの一つです。逆に、適切な運動は認知症を予防します。運動と言っても特別なことは不要です。歩くだけで十分なのです。逆に歩く以上の運動 …
2020-08-11 若くても安心できない、若年性脳梗塞の実態【脳神経内科専門医が解説】 最近、30歳代、40歳代の女性アナウンサーやタレントが脳梗塞を起こすケースがみられます。多くの人は、「脳梗塞は高齢者の病気?」と思っています。しかし、臨床の現場では、昔から一定数の「若年性脳梗塞」が存在します。若年性脳梗 …
2020-08-04 休憩しないと歩けない!間欠性跛行は二大疾患の鑑別が重要とは 高齢者の中には、「30分歩くと足や腰が痛くなって歩けなくなる」ことを訴える患者さんが結構います。しかし、休憩すると不思議と歩き始めることができるのです。しかし、再度30分も歩くと痛みのため歩けなくなる。これは、医学的には …
2020-07-09 しわ取り注射で、顔が怖くなる。ボツリヌス毒素の適応外使用には要注意! 先日、当院の外来に、美容目的で顔に注射を打ったら、「子供がお母さんの顔が怖いといって泣いてしまう」という理由で患者さんが受診されました。初診の患者さんでしたから、以前の顔を知りませんが、顔全体がつっぱた感じで、目は大きく …
2020-07-08 閉塞性動脈硬化症の過半数は高齢者!マニュアルどおりではない対応方法を専門医が解説 30年前、研修医の時代に、先輩医師から「日本では少ないが、欧米ではとても多い病気です」と教えられた疾患があります。閉塞性動脈硬化症です。当時は「そんな病気もあるんだ」と思った程度でしたが、現在は日常的に遭遇するようになり …
2020-06-26 手のしびれに痛みも伴ったら、パンコースト腫瘍の可能性も考慮して鑑別に 先日、タレントの「劇団ひとり」さんが、 左腕のしびれと鈍痛で病院に受診したところ、結果は「首の骨が神経を圧迫してるだけだった」と報告されていました。(出典:Yahooニュース「劇団ひとり 首の骨が神経を圧迫…左腕にしびれ …
2020-06-25 糖尿病治療薬トルリシティによる「ダイエット注射」には要注意! 糖尿病患者さんは、1000万人ともいわれ、予備軍を含めると2000万人とさえ言われています。そのため、多くの治療薬も開発されています。 そんな薬の一つに、トルリシティという「GLP1製剤」があります。GLP1(=グルカゴ …