エビデンスだけでは健康になれない

近年、医療の世界では「エビデンス(科学的根拠)」が非常に重視されています。これは当然の流れであり、根拠のない治療や迷信的な健康法によって患者さんが不利益を被らないためには不可欠な考え方です。 しかし一方で、外来診療を続け …

【お薦め本の紹介】私たちは意外に近いうちに老いなくなる

「人は必ず老いる」これは長い間、疑いようのない“常識”でした。しかし近年、この常識が大きく揺らぎ始めています。老化は単なる時間の経過ではなく、「コントロール可能な現象」ではないかという考え方が、科学の世界で現実味を帯びて …

クラブラウンジに映る「アルコール文化の世代交代」 

ホテルのクラブラウンジは、私にとって静かな思索の場です。軽食をつまみ、炭酸水やコーヒーを片手に、ゆったりと時間を過ごす。イブニングサービスではアルコールが飲み放題になることが多く、ラウンジの雰囲気は一気に華やぎます。 私 …

認知症も花粉症も…カギは“○○○○不足”だった?

認知症と花粉症。一見するとまったく別の病気に思えるかもしれません。ひとつは脳の疾患、もうひとつはアレルギー疾患。関係があるとは普通考えません。しかし近年、これら二つに共通して関わっている可能性が指摘されている栄養素があり …

「健康寿命という名の“いい加減な数字”」

認知症専門医として日々高齢者医療に携わっている立場から、今日はあえて少し刺激的なテーマを書きます。「健康寿命」という言葉に、私たちは少し振り回されすぎてはいないでしょうか。 1.「人生最後の10年は不健康」という本当? …

寿命の55%は遺伝で決まる

「寿命はどこまで遺伝で決まるのか?」 これは昔から、多くの人が一度は考えたことのある問いでしょう。最近、その問いに対して大きな修正を迫る研究結果が発表されました。 イスラエルのワイツマン科学研究所を中心とする国際研究チー …

がんと認知症は、なぜ同時に起きにくいのか

「認知症の患者さんが、がんになるケースは意外と少ないですね」 これは、長年外来を続けている医師であれば、多くの方が一度は感じたことではないでしょうか。私自身、認知症専門外来を続けるなかで、アルツハイマー型認知症の患者さん …

医師が警告 高齢者に増える危険な“後ろ手歩行”

最近、街中や病院の待合室、散歩道などで、両腕を後ろに組んで歩いている高齢男性をよく見かけませんか。背中が丸くなった骨粗しょう症の方だけでなく、一見すると姿勢も良く、筋力もありそうな男性に多いのが特徴です。 この歩き方、実 …

脳トレより腸トレ・・海外では便移植?

認知症予防について調べると、世の中には実に多くの情報があふれています。 脳トレ、サプリメント、特定の食品、最新の研究成果……。しかし、数多くの研究を俯瞰し、臨床の現場で患者さんを診ていると、最終的に行き着く答えは驚くほど …

長谷川嘉哉監修シリーズ