「壊れた脳」は再生できるのか――ミクログリアが開く新時代

脳卒中は、日本人の要介護原因として今なお非常に大きな位置を占めています。命が助かっても、半身麻痺、言語障害、高次脳機能障害などの後遺症が残り、「以前の生活に戻れない」という現実に直面する患者さんは少なくありません。 一方 …

睡眠は気合では治らない――体内時計を動かす新薬の時代へ

私たちは普段、「朝になったら起きて、夜になったら眠る」という当たり前の生活を送っています。しかし、そのリズムを支えているのは単なる習慣ではありません。体の中には“体内時計”という精密な仕組みが存在しているのです。ところが …

もう立たなくていい―“座って前傾”で出し切る排尿術

外来で非常によく受ける質問の一つに、「座って排尿した後に立つと、まだ結構出るのはなぜか?」というものがあります。多くの方が違和感や不安を覚えますが、これは決して珍しい現象ではありません。むしろ、加齢に伴う身体の変化の中で …

エビデンスだけでは健康になれない

近年、医療の世界では「エビデンス(科学的根拠)」が非常に重視されています。これは当然の流れであり、根拠のない治療や迷信的な健康法によって患者さんが不利益を被らないためには不可欠な考え方です。 しかし一方で、外来診療を続け …

【お薦め本の紹介】私たちは意外に近いうちに老いなくなる

「人は必ず老いる」これは長い間、疑いようのない“常識”でした。しかし近年、この常識が大きく揺らぎ始めています。老化は単なる時間の経過ではなく、「コントロール可能な現象」ではないかという考え方が、科学の世界で現実味を帯びて …

クラブラウンジに映る「アルコール文化の世代交代」 

ホテルのクラブラウンジは、私にとって静かな思索の場です。軽食をつまみ、炭酸水やコーヒーを片手に、ゆったりと時間を過ごす。イブニングサービスではアルコールが飲み放題になることが多く、ラウンジの雰囲気は一気に華やぎます。 私 …

認知症も花粉症も…カギは“○○○○不足”だった?

認知症と花粉症。一見するとまったく別の病気に思えるかもしれません。ひとつは脳の疾患、もうひとつはアレルギー疾患。関係があるとは普通考えません。しかし近年、これら二つに共通して関わっている可能性が指摘されている栄養素があり …

長谷川嘉哉監修シリーズ