2026-09-27 SASを放置した34歳、死亡事故で『危険運転致死罪』に―太っていない人も要注意 最近、外来をしていて「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の患者さんが増えた」と強く感じます。以前は、「SAS=太った中年男性の病気」というイメージがありました。もちろん肥満は大きな危険因子です。しかし、実際の診療では決してそれ …
2026-09-20 91歳の死まで医師の責任なのか――『治療すれば助かる』という幻想 先日、”在宅介護を受けていた91歳の母親が誤嚥性肺炎で亡くなり、訪問診療を行っていた医療法人が訴えられた”という記事を読みました。 その母親は要介護5で認知症があり、体重は24キロを切るほど低下していました。さらに食べ物 …
2026-08-27 【お薦め本の紹介】―茂木健一郎『なごみの道 日本人はなぜ幸せなのか』 茂木健一郎さんの『なごみの道 日本人はなぜ幸せなのか』を読みました。本書で語られる「なごみ」とは、単に争わない、波風を立てないという意味ではありません。自分と他人、仕事と遊び、成功と失敗、自然と人間など、異なるものを排除 …
2026-08-11 マスクを外せない子どもたち――「素顔を見られる不安」とどう向き合うか 新型コロナウイルスの流行が落ち着き、マスクの着用は個人の判断となりました。それでも学校や外出先で、今もマスクを外さない子どもは少なくありません。暑い日でも着け続け、家族が外すように言うと強く反発する。大人から見ると、「も …
2026-08-09 介護施設でポルトガル語が響く時代〜 10年後、私たちは誰に介護されるのか 介護施設の現場で、外国人職員を見ない日はなくなりました。長谷川も15施設の協力医をしていますが、今や「外国人職員がいない施設」はほとんどありません。むしろ、どの施設でも重要な戦力となっています。先日訪問した施設では、ある …
2026-07-28 32万円の指輪が1万円に―認知症高齢者を狙う「訪問買取」の現実 ある日、認知症の患者さんのご家族が、ある異変に気づきました。「いつも身につけていた指輪がない」その患者さんは、毎日のように指輪を眺めては、「これ、きれいでしょう?」と誇らしげに話していたそうです。本人にとってはもちろん、 …
2026-07-21 トローチ神話の終焉・・医学的意義は乏しいが保険で処方される 外来診療をしていると、風邪やのどの痛みで受診された患者さんから時々こんな希望を受けます。「先生、トローチをください」 中には、 「前にもらったトローチがよく効いた」 「のどが弱いのでいつも欲しい」 「薬は要らないからトロ …
2026-07-14 おむつは介護の敗北ではない―高齢化社会が直面する紙おむつごみ問題 紙おむつと聞くと、多くの方は赤ちゃんを思い浮かべるかもしれません。しかし今、日本で増えているのは子供用ではなく、大人用の紙おむつです。少子化で子供の数は減っているにもかかわらず、紙おむつごみは増え続けています。その背景に …
2026-07-12 想定より5年早く来た「多死社会」 日本は、すでに「多死社会」に入っています。高齢化が進めば、死亡者数が増えることは以前から予測されていました。しかし問題は、そのスピードです。2025年の日本人の死亡者数は158万9489人。国立社会保障・人口問題研究所が …
2026-07-05 実技試験合格でも事故率2.8倍―高齢ドライバー制度はもう限界 高齢ドライバーによる交通事故が社会問題となって久しくなります。現在、75歳以上で一定の交通違反歴がある方は、免許更新時に「運転技能検査」を受けなければなりません。この制度は、「運転ができるかどうか」を確認するために202 …