医学部の学生時代には膨大な授業時間を受けたものです。しかし残念ながら、今も覚えていることはほんのわずかです。そんなわずかな物の一つが、泌尿器科の教授が言われた、「粗暴で粗雑な男性の子供には、女の子しか生まれない。なぜなら、その男性の遺伝子は残してはいけないからです」です。何となく納得して、皆で笑いあった記憶があります。もちろん当時は、自分自身の子供が3人娘になり、「まさに残してはいけない遺伝子」であるとは思いもよらなかったですが・・・。今回の記事では、全く医学的根拠のない、三人娘についてのお話をさせていただきます。
目次
1.映画・小説でも個性的な父親が描かかれる
最近の映画の中でも個性的な父親が描かれています。そしてなぜかいずれも子供が3人姉妹です。
1-1.ディアファミリー
本当に感動的な映画です。実話である点が、より涙なくしては見られなくなります。しかし、冷静に病気の次女さんのために行動するお父さんを観察すると、世間でいえばかなり個性的です。だからこそ17万人の命を救うカテーテルが開発できたと言えます。
1-2.おいハンサム
これはドラマで人気があったものが、映画化されたもので、知り合いから勧められて見に行きとても感銘を受けました。自分も子供たちに、「学校でいじめられたらいつでも言え、その時は、学校や先生に相談せずに、授業中に乗り込んで相手を殴り飛ばしてやる」と言っていたものです。映画を見た後に、SNSに「昨日は映画鑑賞。三人娘の父親としては見ないわけにはいきません。定期的に開かれる家族会議、少し自分勝手な父親、不思議にそれに従う個性的な3人娘。他人事と思えませんでした。」と投稿したところ、娘をはじめ多くの方から「少しですか?」と同じコメントをいただきました。
1-3.小説にはたくさん
洋の東西を問わず、多くの作家によって描かれた「三姉妹モノ」には、他の「兄弟が題材の小説」とは違った「華やかさ」があります。三者三様の際立つ個性や、3人だからこそ生まれる小さな社会、そして交わされる会話の楽しさも、読者にとっては魅力です。多くの小説で、華やかで凛とした愛すべき三姉妹が主人公として描かれています。
2.異常に仲の良い3人娘
そんな少し自分勝手な父親を持つためか、3人娘もとても個性的です。そのため時に喧嘩もするようですがすぐに仲直りをします。我が家の3人娘も一緒にディズニーランドに行って、「もう二度と一緒に行かない」と言ってからも何度も行っています。ちなみに3人娘を描いた、シリーズ累計377万部の大ヒットシリーズ「うちの三姉妹」は私の大好きなマンガです。
3.個性的な父親がなぜか愛される
個性的な三人娘たちですが、不思議と自分勝手な父親を大事にしてくれているようです。家の中の唯一の男性だからか、大事にしないとうるさいからか、自分の身を守るためかはわかりませんが・・。実際、外来患者さんでも認知症のお父さんついてくる三人姉妹は、どんな状況でも、どこか楽し気で、多少のことではめげない逞しさを感じます。
4.まとめ
- 残してはいけないほどの個性を持つ男性の子供さんには3人娘が多いようです。
- そのため3人姉妹が描かれるマンガ、映画、小説もたくさん見受けられます。
- 個人的には3人娘に囲まれた父親はとても幸せです。