11月17日に名古屋市介護サービス事業者連絡研究会10周年記念シンポジウムがあり、その中で厚生労働省の高齢者支援課課長補佐 広瀬泉さんによる「介護保険制度の動向と、これからの住まい対策」という講演を、医療法人ブレイングループ株式会社ザイタックの社長である、私の父が聞いてきてくれました。
今年で76歳でありながら、社長業をこなし、情報収集をする姿勢には頭が下がります。
「老子」は
“最も優れたリーダーとは、敬愛されるリーダーではなく、存在さえ忘れられるリーダーである”
と言っています。
存在さえ忘れられるリーダーになるためには、日常業務を任せることができるスタッフを育てることです。
そして、日常業務はすべて信頼できるスタッフに任せて、最も優れたリーダーは重要な意思決定のみをします。
父親と同年代の中には、認知症に罹患されている患者さんも多くみえます。
自分の仕事に固執することなくスタッフに委譲し、やるべき意思決定のための新しい情報を求める姿は、もしかすると認知症予防に繋がっているかもしれません。
いつまでもスタッフに仕事を委譲できないリーダーは、認知症予防の観点からも好ましくないのかもしれません。