当日の、喜多川先生の講演では、現代は、「生きる力」が問われる時代である。そして、どんな状況でも、「今できる事は無限にある」と思えることが「生きる力」であると。しかし現在は、あまりに「生きる力」が弱くなっていると指摘されていました。
その原因としては、戦後の教育が、あまりに「自分のために生きること」を教えすぎた事が一因であるとも。
確かに戦争中、国のためのいう大義ののもと、多くの不幸が起こった事も事実です。
しかし知覧の特攻隊の遺書から読み取れるのは、「人は、誰かのためでないと死ねない」と言う事です。逆に、現代の社会に置き換えると、「人は誰かのためでないと生きられない」と言う事を述べられていました。
この指摘には、納得されるものでした。
当院の橋本貴院長も同様の事を言われていました。
「僕は女性のため生きているんだよ」
幼少の時は、母のため。結婚してからは、奥さんのため。そして今は、娘・息子さんのために生きている。
喜多川先生に負けない、素敵な言葉だと思いました。