著作権切れで安く見られる! 1940年代の名作映画オススメ5本はこれ

著作権切れで安く見られる! 1940年代の名作映画オススメ5本はこれ

映画を観ることと、テレビを見ることは、一見同じことのように思われがちです。しかし、映画を観ることは能動的で、受動的にテレビを見ることと大きく異なります。そのため、認知症の予防にもつながりますから、豊かな人生を過ごすためにも映画を観ることはお勧めです。特に、昔から評価されている「名画」は、今の時代に観ても良いものです。

今回の、記事では年間150本以上の映画を観る脳神経内科専門医の長谷川嘉哉が、お薦め名画についてご紹介します。

目次

1.1940年代の名作映画とは?

映画の著作権については、国によったり、発表の年度によりとても複雑です。ただし、大まかに区別すると、2004年1月1日以前に発表された映画は、公表後50年、それ以降は公表後70年を経過したときに、著作権が切れます。

今回、ご紹介する作品は1940年前後に発表された作品です。1940年というと第2二次世界大戦前後の時代です。そんな時代に、これほどの素晴らしい作品が生み出されたことに驚きです。

そして、著作権が切れているおかげで、DVDが安く購入できることはとてもありがたいものです。

2.経営者にはお薦め!定期的にやる気の補充を「素晴らしき哉 人生」

1946年のアメリカ映画です。原題は、「It’s a Wonderful Life」。アメリカ映画協会が選ぶ「感動の映画ベスト100」では堂々の1位に選ばれる名画です。私は、なぜか年末になるとこの映画が観たくなります。経営者は常に孤独であり、ときに自信を失いがちになることもあります。そんな時にこの映画を観ると、改めて「やる気」を補充してくれます。実際に、アメリカでは、不朽の名作としてクリスマスにこの映画が流れることが定番のようです。この映画の効能は、自分だけでなく、世界共通のようです。

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3.認知症専門医としても納得『記憶喪失に翻弄される「心の旅路」』

中学生の時に観てとても感動した映画です。2020年の年末に、認知症専門医として再度観て、再度感動しました。やはり良いものは、40年経っても感動を与えてくれるようです。1942年に発表された、第一次世界大戦での砲撃による記憶喪失に翻弄される恋愛物語です。「記憶喪失」の前後でも、同じ女性にプロポーズをする主人公の行為には、認知症専門医としても納得です。人間は記憶を失われても、感情を司る扁桃核の働きは失われません。まさに、最新の脳科学の知見からも矛盾のない映画なのです。超超超お薦めです。


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4.素晴らしい女性との出会いで運命が変わる「チップス先生さようなら」

1939年に公開された映画です。全寮制男子校のパブリックスクールで教育に携わった1人の男性教師チップスの半生を、特に刺激的でもなく、淡々と描いた作品です。しかし、チップス先生が年の離れたキャサリンと結婚してから、性格から行動、その後の人生までもが変わっていく場面が、とても魅力的に描かれています。二人の結婚生活は短かく、映画の中でも二人が描かれるシーンも短いのですが、とても印象的です。忙しい今の時代こそ、ゆっくりこんな映画を、味わいたいものです。

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5.奥さんの精神疾患はご主人がつくる?サスペンスの傑作「ガス燈」

1940年の英国版と1944年の米国版がある、サスペンス映画です。私が見たのは、イングリッド・バーグマンがアカデミー主演女優賞を受賞した米国版です。1944年の作品といっても侮ってもはいけません。見ていてドキドキ、ハラハラの現代でも通じるサスペンスです。特に、旦那さんの言動で、主人公が精神的に追い込まれ、最後は精神病院に入れられそうな場面は、観ている方まで病んできそうです。実際に認知症専門外来では、「奥さんの認知症はご主人が原因?」と思えるケースも見受けられます。よろしければ、以下の記事も参考になさってください。

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6.教科書でもお馴染みのオーヘンリーの名作「人生模様」

今回ご紹介する中では比較的最近、といっても、1952年の作品ですが、オーヘンリーの名作5編が映像化されています。短編集が5本でも、それぞれのつながりもスムーズで一本の映画としてしっかりと楽しめます。特に、「最後の一葉」と「賢者の贈り物」は、教科書でもお馴染みです。自らのイメージが、壊されることのない素晴らしい出来でした。お薦めです。

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7.まとめ

  • 1940年頃の映画は、現在観てみても、遜色のない素晴らしい作品が揃っています。
  • そんな素晴らしい作品が、特許切れで、DVDをお値打ちな価格で購入できることは幸運です。
  • 映画を観ることは、人生を豊かにして認知症をも予防します。
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