西田塾のジレンマ

平成24年7月24日(火)に、名古屋西田塾のOB会がありました。

名古屋西田塾も10期になり、卒塾生も多くなりました。

私も基本的には飲み会等には出席しないのですが、西田塾のOB会だけは参加して、唯一2次会まで参加しています。

西田塾の塾生は、病的なほど前向きです。

もちろん、頭で理解すればすぐに行動に移しています。

そのために、以前の西田塾は“一定以上の成功を収めている人“の集まりでした。

しかし、西田文郎先生も還暦を過ぎてから、入塾のハードルを下げています。

そのためか、参加者も、“すでに成功している人”と“成功を目指す人”に分けられています。

この両者の違いは、明らかです。

“成功を目指す人”は、モチュベーションを上げるような講演を聞いたり、本を読むことが大好きです。

いわゆる『自己啓発大好き人間』です。

しかし、何度聞いても行動に移すことができないので成功することはありません。


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西田先生も酔っぱらった時におっしゃっていたのですが、『世の中の9割の人間は、理解できても行動には移せない。

だから、本も売れるし、セミナーも繁盛する!』。

まさにこの通りですし、これがジレンマです。

ビジネスで考えた場合、コンサルティングやコーチングは、本当に優秀な方には必要ありません。

仮に一時必要でも、理解できて行動に移せば、コンサルティングでもコーチングも不必要です。

つまり、向上心はあるが行動に移せない9割の方を相手にすることで儲かるのです。

しかし、彼らは西田塾でいう『ツキのない人』ですから、あまり深みにはまるとこちらの運気を下げることになります。

我々が西田塾を卒塾する際には、『これで講演の聴衆は最後です。

これからは、演者になります』と言ったものです。

いつまでたっても、講演の聴衆から脱皮できない『ツキのない塾生』が増えたことは少し寂しく感じました。

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