在宅療養される患者さんの住宅事情

平成24年1月15日(日)に名古屋栄のガスビルガスホールにて、『在宅介護を支える・・住宅改修専門家が知っておく医療介護・保険等の知恵』で講演をさせて頂きました。

当日は、建築業界を中心に、何と130名の方々に参加いただきました。

私は、患者さんの自宅へ年間2000回以上、さらにグループホームや有料老人ホームに1200件程度の訪問診療を行っています。

訪問診療は、雨の日も、寒い日も暑い日も関係なく行われます。

崇高な理念も重要ですが、何よりも体力が要求されます。

患者さんの自宅の環境も様々です。

日当たりが良い、温度管理にも気を配られた家もあれば、日もあたらない部屋で、冷暖房も不十分な家も結構あるものです。

冬の寒い中、暖房が不十分なため一日中布団の中にいる患者さんも見えます。

これなら、寝たきりになっても止むを得ません。

また、全国では、年間に3万人もの人が入浴中に無くなっていることをご存知ですか?

これは、自動車事故で亡くなる方よりも、はるかに多い数なのです。

これを防ぐためにもお風呂だけでなく、室内の温度のバリアフリーがとても重要です。

高齢者の方は、お金をもっていてもあまり、自分のために使われません。

年金でさえ、一部貯金をしてしまうわけです。

しかし、そのために劣悪な住環境で死期を早めては意味がありません。

少しは、自分の生活環境にお金を使われることを希望します。

場合によっては、年金はすべて金券で支給して、貯金をできずに消費せざるを得ないようにすることも必要かと思われます。

いずれにせよ、当時の講演は大盛況でした。

本も61冊とたくさん購入いただきました。

素敵な講演を企画頂いたアーキソリューションネットワーク名古屋の方々、さらに参加いただいた皆様に感謝します。

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