深沢真太郎さんの、『わけるとつなぐ―これ以上シンプルにできない「論理思考」の講義』は、読み物としても、とても面白いです。そのうえ、ストーリとしても感動的です。しかし、それ以上に課題に対して、本に書かれている方法で行うと効果を実感します。
先日、我が家の家族会議でも、国家試験対策については『要素のわける』を、進路の選択については『比較のわける』を使うことで、『ちゃんと考える』ができました。その効果は絶大です。多くの方に、読むだけでなく実践して困難を突破してもらいたい本です。お薦めです!
- 私がクラシック音楽を「ちゃんと聴く」方法を知らぬまま放置しているように、多くの人々が「ちゃんと考える」方法を知らないままでいるのです。
- ちゃんと考える=「わける」と「つなぐ」
- 才能のないやつはどうすれば勝てるか。考えることだ。それが唯一の方法
- スポーツでもビジネスでも同じ。成果を出す人は、頭の使い方が上手です
- 本体を細かく分解することで原因を特定できる。原因を特定できるから故障は治る んです。
- 理由がざっくりだと原因が特定できないから、もっと細かくわけて考える
- どんな知識や経験よりも、「誰かを喜ばせたい」という感情が人を動かす決め手になる
- 『けっこう』とか『かなり』とか『ちょっと』のような、曖昧な感情を仮の数値にすることで、具体的にどれくらい違うものなのかをハッキリさせたことです。
- わけるには『要素のわける』と『比較のわける』の2種類がある。
- 私は、何かを考えるとき、何でできているかを明らかにしたいのか、異なるものを比較したいのか、どちらなのかをハッキリさせるんです。
- 「人間はちゃんと考えるとき、物理的に余白があったほうがいいのです。頭の中だけでは、かなりしんどいと思います。どうしても描くスペースがほしかったのです」
- 結果的にSWOT分析と呼ばれる行為をしていた、という状態が理想なのではないかと。難しい用語は使わなくてもいいんです
- 〝わける〟と〝つなぐ〟が、困難を突破するときに、いかに人を助けてくれる行為なのか。