自己破産へまっしぐら!?・・映画『そして父になる』

2013-11-11

先日、映画『そして父になる』を観てきました。あらすじは、“申し分のない学歴や仕事、良き家庭を、自分の力で勝ち取ってきた良多(福山雅治)。順風満帆な人生を歩んできたが、ある日、6年間大切に育ててきた息子が病院内で他人の子どもと取り違えられていたことが判明する。血縁か、これまで過ごしてきた時間かという葛藤の中、福山雅治はそれまで知らなかった一人息子への思いに気づくのだが・・・。”という感動的なお話です。

しかし私は、全く違う視点で見ていました。福山雅治は一流企業に勤めていても所詮はサラリーマンです。東京スカイツリーが見える高級マンションに住む設定には無理があります。親の援助も期待できない福山雅治は相当の借金を背負っているはずです。その上、乗っている車もトヨタレクサスの最高級車です。奥さんは専業主婦で、一人息子は、ピアノを習いながら、私立の小学校の受験も控えている設定です。これでは、一人っ子でも相当生活は苦しいはずです。もう一人子供が生まれれば、間違いなくどこかで破綻することが目に見えます。

さらに、リストラにでもあったら、自己破産まっしぐらです。『世の中こんな人結構いるのでは?』という意見もありますが、多くのケースでは親の援助があるものです。私の友人でも、マンション購入時に親から3000万貰ったものや、新しい家が建ったものまで多彩です。同じような生活をしていても、親からの資産・援助で経済的破綻のリスクは変わります。

もう一方の取り違えられた家族、斎木家は、田舎で汚い家に住んでいて電気屋を営んでいます。妻は、お弁当屋さんでパートで働いています。一見貧しそうに見える設定です。しかし、田舎の古い家には、住宅ローンはなさそうです。おじいさんと同居していますから、親の家にそのまま住んでいるのでしょう。もちろん田舎ですから生活費も安く、子供たちの教育費もあまりかかりません。パートとはいえ、奥さんも働いている点は大きいです。きっと、わずかですが、貯金もできるでしょう。少なくても、総資産では悪くてもプラスマイナスゼロかわずかにプラスです。一方の福山雅治は、間違いなく住宅ローン等を含めれば、マイナスで、何かあれば破綻するリスク大です。そんなことを考えながら、物語に感動しながら、ドキドキしていました。


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もちろん映画はとても感動的であることは間違いありません。この点は、お勧めです。しかし、一方でこんな見方もあることを知っていただけると、役立つのではないでしょうか

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