メマリーが、認知症患者さんの不幸な事故を減らす

2016-03-14

私は、決してメーカーから
何かもらっているわけではありません。
“あくまで良いものは良い!”
という観点からご紹介します。
第一三共株式会社の抗認知症薬
メマリーは本当にすごい薬です。

認知症の治療薬は、簡単に分けると
アクセル系とブレーキ系に分けられます。
メマリーはブレーキ系の薬です
以外と思われるかもしれませんが、
認知症の症状で家族を苦しめるのは、
“物忘れ”ではありません
同じ話を繰り返そうが、
同じ質問をしようが、
少々うんざりする程度で何とか対応できます。
何よりも家族を苦しめ、
家族関係をも崩壊させるのは、
幻覚・妄想・暴言といった症状です。
これらを周辺症状と言います。
周辺症状がコントロールされないと
在宅生活は困難になります。

そんな時に、絶大な効果を発揮するのがメマリーです。
周辺症状が出ていた患者さんが”穏やか”になります。
多くの家族が、『とても穏やかになりました。ありがとうございます』と感謝されます。
数ある薬の中で、これほど御家族から感謝される薬はありません。
もちろん患者さん自身ににとっても
人生の最後を、”困った人”で終わるのか
“平穏”に終わるかは大きな違いがあります。


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あまりの効果に
外来についているスタッフが
“私は家に帰ると
イライラして子供にあたってしまいます。
メマリー飲んではいけませんか?”
というほどです。
(もちろん処方はできません)
こんな、素晴らしいメマリーの効果
残念ながら、すべての医師に十分行き渡っていません。
私も医師会等で専門外の先生方に
“周辺症状で困ったら、メマリーを使ってみてください”
とお願いしています。

2007年12月、愛知県大府市のJR共和駅で起きた、
徘徊中に死亡した認知症患者さんに
メマリーが処方されていたか否かは、不明です。
しかし、私の経験からすれば
メマリーが処方されていれば
あのような事故は起きなかったと思われます。
もちろん、メマリーが処方されても
症状がコントロールされていないのであれば、
そもそも、在宅生活が不可能であったのです。

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