認知症も、情報収集が大事

2015-01-09

身内が認知症?と思ったら、どこに受診すればよいでしょうか?一般的な病気であれば、近所のかかりつけ医。ひどければ、そこから大きな病院を紹介してもらいます。しかし、認知症の場合は、このパターンが異なります。

多くの方に知っていただきたいのは、『殆どの医師は認知症については理解していない。』ことです。私は、講演の半分近くを医師会での開業医向けに行っています。しかし、内容は一般向けと殆ど同じです。多くの開業医の先生方は、それで十分なレベルなのです。仮に受診して、主治医が検査もせずに『年だから止むをえませんよ』とか『この年ならこれぐらいですよ』などと言われたら、すぐに主治医を変えましょう。彼らは悪気がある訳でなく、知識がないのですから・・

それならば、大きな病院に受診すればよいのでしょうか?認知症の診断には手間がかかります。大病院では、手間のかかる検査は不向きです。そのため、認知症の前段階である、“早期認知症”は見逃されやすくなります。当院に受診された患者さんの中にも、『1年前に地域の基幹病院に受診して問題ない』と言われた方が多くいます。本当は、その時が治療開始のポイントだったのです。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


それでは、どこに受診すればよいのでしょうか?これは、情報収集につきます。具体的には地域のケアマネにでも聞けば、“どの医師が認知症に真摯に取り組んでいる”か教えてくれるはずです。行政に聞いても杓子定規な情報で、本当のことは教えてもらえません。(ここで“懇願するように頼む”と、こっそり教えてくれることもありますが・・)さらに認知症の患者さんを抱えていたご家族からの情報も重要です。
そのうえで、Hp上で検索してみることをお勧めします。Hpもないような医療機関は、問題外です。確かにHpより医療技術です。しかし、優秀な医師は、医療技術もHpともに充実しているものです。

上記以外にも、“認知症に真摯に取り組む医師を探したい”とアンテナを立てると、至る所から情報は集まるものです。実は、このように新しいアンテナを立て続けることも認知症の予防に繋がるのです

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ