認知症の代表的な間違った情報

認知症において、結構間違った情報が流布されています。いくつか紹介します。

1) 行動自体を忘れれば認知症?内容を忘れるのは物忘れ?・・これは、某製薬メーカがちびまる子ちゃんを使って広めていた情報です。例えば、昨日の昼食に“何を食べたか”忘れたら、“物忘れ”。“食べたかどうか”忘れたら、“認知症”です。これを鵜呑みにすると受診が遅れます。後で振り返ると、やはり認知症の初期症状は、“物忘れ”です。“食べたかどうか”忘れた段階での受診では遅すぎます。

2) 自覚していれば認知症ではない?・・これも良く言われている情報です。専門医の立場では、どれだけ早期に診断できるかがコツです。その中で、やはり自分自身で”何かおかしい“と自覚される方は結構見えます。早期診断のためには、自分でおかしいと思った時点での受診も大事です。

3) 患者さんの言うことを否定してはいけない?・・これも良く質問されます。患者さんが間違ったこと言った際に、否定してはいけないと思われているようです。外来では、『聞き入れられるときは否定せずに聞いてあげてください。でもどうしても我慢できなければ、否定しても良いですよ』 とお話しています。

4) 患者さんを怒ってはいけない?・・これも先ほどの質問と似ているのですがよく聞かれます。ここで、偉い先生方は『感情は残っているのでは、怒ってはいけない“と言われます。しかし、なぜご家族がこんな質問をするのでしょうか?怒りたいぐらい追い込まれているからです。私は、『皆さん仙人ではありません。怒りたいときは怒ってください。怒ったことで認知症が進行することはありません。』とお話しします。そうすると、結構怒らなくなるから不思議です。


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5) 免許の更新での認知症チェックで問題なければ大丈夫?・・自動車の免許の更新は、相当認知症がひどくなっても通ってしまいます。警察自身が、“これは認知症の診断のためのものでない”と言っています。

以上参考にしていただければ幸いです。

                                             

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