逸脱する”病院ビジネス“

先日、NHK追跡取材班による、”逸脱する病院ビジネス“という本を読みました。

全国の病院の半数以上が赤字になる中、

崖っぷちに追い込まれた病院でおきている事例が紹介されています。

本の中では、貧困ビジネスとして、

生活保護者を集める病院や診療所が紹介されています。

最近、当グループでさえ医療・介護の自己負担額を滞納されるケースには悩まされます。

従来、医療・介護の費用を滞納するなどは考えられませんでしたから、

滞納額を徴収するシステムなど構築されていません。

その点生活保護の患者さんは、自己負担が無く、

病院としては安全な患者さんなのだと思います。


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また行き場のない寝たきり高齢者専用アパートの違法請求についても請求されていました。

この事例は、当クリニックの近くの多治見市と土岐市で事例でしたので、私も取材を受けました。

施設自体に問題がある事も事実です。

しかし、最近急激な勢いで建築されている住宅型有料老人ホームは全て、

一歩間違えれば同じ不正を起こす危険性があります。

また基準も持たないまま、無尽蔵に作られる胃瘻導入も問題が根底にあることも事実です。

但し、多くの医療関係者が、日夜身を粉にして取り組んでいる人々がいることも事実です。

それを認識しない人にとっては、医療界は悪の権化のようになり、病院を受診、

入院することすら恐ろしいことになっては困るのではないでしょうか?

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