一読をお勧めします。・・名著 『文は一行目から書かなくていいby藤原智美』 

2013-06-28

中学時代、生徒会長をしていました。毎月保護者向けの新聞に生徒会長として文章を書く必要がありました。とても文章を書くことが苦手で、添削する先生が『直しようがないぐらいひどい文だ』と言って頭を抱えていました。今にして思うと、相当にひどい文章であったのでしょう。

そんな自分も、論文を書くために、文章を書くことが習慣化されました。最近では、日記、ブログ、ポッドキャスト、依頼原稿さらには出版と毎日文章を書いています。

最近では、メール、ライン等短い文章が全盛ですが、こんな時代こそ文章を書くことが、評価されるのではないでしょうか?そんな中、多くの学びを得た文は一行目から書かなくていいby藤原智美』に出会いましたのでご紹介します。〈赤字は私のコメントです〉

1)    文章の本質は、ウソです。ウソという表現にびっくりした人は、それを演出という言葉に置き換えてください
2)   書く前にカメラの位置を決める。常日頃からみんなと違う方向に視線を向けることでユニークな視線が磨かれ、それが文章に豊かな発想をもたらしてくれる
3)  すべてを書いてしまわずに、次の日に繰り越す・・これは私も脳の働きから仕事や読書を敢えて全部終えずに、翌日の残しておくことを勧めています。
4)   文章は、一行目から書かなくても良い・シナリオライターの箱書き手法は参考になります
5)  逆接以外の接続詞を外す・早速気にするようにしました
6)  「余談だが」「ちなみに」は使わない・これも気にするようにしました
7)   自分の文章のリズムを知る
・  句読点で長短のリズムをつくることができる
・   同じ語尾が3回続いたら、一回は語尾を変えられないか考える
・   考えつかなければ、主部と述部をひっくり返す
8)  漢字はなるべく、ひらがなに『開いた』ほうがいい
9)  文章力は、書く力と同じくらい、文章を削る力が重要
10)   出し惜しみせずに、ひとまず文章の中に盛り込む。一気に要素を使い切って、困ってもよい。新たにネタを探そうと周囲を観察して、思考を巡らせることで、視点の鋭い、深みのある文章を書けるようになる。・・これも脳の働きからお勧めしていました。脳は、低いレベルで制限を付けると、そのレベルで止まってしまいます。
11)   名文かどうかは、風景描写でわかる。写実的表現に時間軸を加わえ、動きを加えることがコツです
12)   書く力と同時に、質問する力が必要
13)  無神経な正論を前面に押し出さない・医師として時々、押し出したくなります。反省です。
14)   1・2行の日記でも感情が動いた文章はうまくなる。読み手を意識した瞬間、日記は文学になる
15)    推敲は必ず紙にプリントアウトしてから。音読してテープに録音して再び聞くことも有効
16)   コピペを繰り返すたびに、自分の文章力は落ちていく


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


最後に、“『伝わる』文章を書くことの秘訣を一つにまとめるとすると、それは日々の心の動きをないがしろにせず、自分の内面に目をとめて、それを言葉として残しておくこと以外にないのです。まわりくどい方法のようですが、これが文章術の王道です。” とても含蓄のあること言葉です。お勧めします

error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ