認知症治療薬 標的はアミロイドβだけでなくタウにも期待

一般的に、アルツハイマー型認知症は、発症前から患者の脳内に「アミロイドβ」というたんぱく質が蓄積するとされています。最新の治療薬である、エーザイとバイオジェンの「レカネマブ(製品名レケンビ)」や米イーライ・リリーの「ドナ …

パーキンソン病は、「脳の疾患」ではなく「腸の疾患」

パーキンソン病は、超高齢化時代に伴って増加しています。認知症を専門にしている当院でも、脳神経内科であるためかなりのパーキンソン病患者さんを診察しています。パーキンソン病とは、身体を上手に動かすことができなくなる疾患です。 …

若年性アルツハイマーの初期症状、『頭痛』を見逃さないで

若年性アルツハイマーの患者さんは、認知症専門外来でもその頻度は少なく、その割合は1割もなく数%です。その上、高齢者のアルツハイマー型認知症に比べ発生時の症状が異なるため気が付かれること少なく、診断が遅れることさえあります …

認知症専門医が、漢方薬「抑肝散」を活用する5つの理由

認知症専門外来では、「抑肝散(よくかくさん)」という漢方薬をよく処方します。 しかしながら「漢方薬をお出ししますね」と患者さんや家族に伝えると、「いまさら漢方?」という顔をされる方もいらっしゃいます。実は、抑肝散は漢方で …

認知症外来で同時に内科的管理も必要な理由

認知症専門外来では、「認知症だけを診てもらい、内科疾患は他の医療機関で診てもらう」と勘違いしている患者さんがいらっしゃいます。もちろん主治医が精神科であればやむを得ませんが、脳神経内科医の場合、内科医でもあるわけですから …

長谷川嘉哉監修シリーズ