2020-08-11 若くても安心できない、若年性脳梗塞の実態【脳神経内科専門医が解説】 最近、30歳代、40歳代の女性アナウンサーやタレントが脳梗塞を起こすケースがみられます。多くの人は、「脳梗塞は高齢者の病気?」と思っています。しかし、臨床の現場では、昔から一定数の「若年性脳梗塞」が存在します。若年性脳梗 …
2020-08-04 休憩しないと歩けない!間欠性跛行は二大疾患の鑑別が重要とは 高齢者の中には、「30分歩くと足や腰が痛くなって歩けなくなる」ことを訴える患者さんが結構います。しかし、休憩すると不思議と歩き始めることができるのです。しかし、再度30分も歩くと痛みのため歩けなくなる。これは、医学的には …
2020-07-09 しわ取り注射で、顔が怖くなる。ボツリヌス毒素の適応外使用には要注意! 先日、当院の外来に、美容目的で顔に注射を打ったら、「子供がお母さんの顔が怖いといって泣いてしまう」という理由で患者さんが受診されました。初診の患者さんでしたから、以前の顔を知りませんが、顔全体がつっぱた感じで、目は大きく …
2020-07-08 閉塞性動脈硬化症の過半数は高齢者!マニュアルどおりではない対応方法を専門医が解説 30年前、研修医の時代に、先輩医師から「日本では少ないが、欧米ではとても多い病気です」と教えられた疾患があります。閉塞性動脈硬化症です。当時は「そんな病気もあるんだ」と思った程度でしたが、現在は日常的に遭遇するようになり …
2020-06-26 手のしびれに痛みも伴ったら、パンコースト腫瘍の可能性も考慮して鑑別に 先日、タレントの「劇団ひとり」さんが、 左腕のしびれと鈍痛で病院に受診したところ、結果は「首の骨が神経を圧迫してるだけだった」と報告されていました。(出典:Yahooニュース「劇団ひとり 首の骨が神経を圧迫…左腕にしびれ …
2020-06-25 糖尿病治療薬トルリシティによる「ダイエット注射」には要注意! 糖尿病患者さんは、1000万人ともいわれ、予備軍を含めると2000万人とさえ言われています。そのため、多くの治療薬も開発されています。 そんな薬の一つに、トルリシティという「GLP1製剤」があります。GLP1(=グルカゴ …
2020-06-23 医科歯科連携の実践・・医科クリニック敷地内に歯科クリニック誘致の薦め 令和2年6月8日、ついにブレイングループの土岐内科クリニックの敷地内に、クローバー歯科が開院されました。これまでは、外来で、「歯はすべての疾患の原因になりますから歯科医にかかってくださいね」と、お願いしてもなかなか受診い …
2020-05-25 口呼吸はデメリット大・前頭葉機能低下で認知症のリスクも あなたは舌をどこにおいてますか? いきなり聞かれても「何のこと?」「考えたこともない」「どこに置いているかわからない」と即答できるかたは少ないのではないでしょうか? 実は、舌にも正しい位置があるのです。正しい位置は上あご …
2020-05-19 新型コロナウイルスへの抗体が体内にできたとしても安心してはいけない理由 2020年5月、人気歌手のマドンナさんが、自身のSNS上で新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査で陽性だったことを明かしました。さらに、マドンナさんは「明日は長いドライブに出かける。窓を開けて新型コロナの空気を吸おう …
2020-05-07 片頭痛のジェネリック医薬品使用には注意が必要な理由 私が専門とする脳神経内科は頭痛を専門とします。そのため、受診される患者さんは「市販薬が効かない頭痛」の方が大部分です。特に、典型的な片頭痛の患者さんは、いったん頭痛が起こると、仕事や勉強を中止せざるを得ないほどです。その …