胃瘻を増設しても長生きをしたいですか?

先週の、胃瘻(≒経鼻胃経管栄養)の話はとても反響がありました。数人の方は、家族としての経験から思いを綴ってくれました。胃瘻を導入された御家族には、肉体的にも精神的にも重い負担がのしかかるのです。 それでは、世の中に胃瘻( …

医者は、患者さんと家族に育てられる

昔、基幹病院で働いていた時に、 とても感謝されたことがありました。 脳出血で緊急入院。 急性期治療により、命を取り留めるも 経口摂取は回復せず。 そろそろ経鼻胃経管栄養の導入と考え 家族に提案。 その際、実の娘さんが 『 …

高齢者の元気な証・・『いつ死んでも良い』

9月19日は、敬老の日でした 65歳以上の高齢者が総人口の27.3%となり過去最高を更新 男女別では男性が1499万人、女性が1962万人 女性は全体に占める高齢者の割合が初めて3割を超えました。 100歳以上の高齢者の …

在宅医療は、晩酌の敵? 

1人でも多くの医師に取り組んでもらいたい在宅医療 しかし、それを阻むものがあります 庶民のささやかな楽しみ、”晩酌”です。 以前、新規開業した同級生に 在宅医療のアドバイスをしたところ、 『在宅医 …

自宅で最期を迎えるには、住む場所が大事!?

平成28年7月6日厚生労働省は、 自宅で亡くなる「在宅死」について、市区町村別の全国集計結果を初めて公表しました。 “2014年に在宅死した人の割合は全国平均で12.8%。人口20万人以上の都市では、神奈川県 …

親ゆび刺激法が、ぴんぴんころりを実現します。

私は、在宅医療も行っています。 2000年4月の開業以来 3万件以上の訪問診療 400例以上の在宅看取りをしています。 認知症専門医がなぜ在宅医療を? と不思議がられることもあります。 認知症医療と在宅医療は 密接なつな …

薬の飲み残しは、認知症の初期症状

先回、高齢者の「残薬」の問題を紹介しました。しかし認知症の専門医からすると、『薬の管理』は結構難しいものなのです。そのため認知症初診では必ず、“薬の服薬管理”についてお聞きします。 通常、認知症の側頭葉を評価するMMSE …

高齢者の「残薬」深刻!

先日、こんな記事がありました。 “複数の病気を抱える高齢者が処方された多種類の薬を飲みきれず、自宅で大量に見つかる「残薬」が問題になっている。薬を服用せずに症状が悪化したり、医師が服用を前提に別の薬を処方して副作用が出た …

若いスタッフが知る年金の重要性

『親御さんの年金額は幾らですか?』、これは私が認知症専門外来でお伺いする質問です。初めてお会いしたご家族は、この質問に一瞬驚いた表情をされます。しかし今の時代、年金額を知らずして満足な診療はできないのです。但し半分近いご …

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