「金が尽きたら、退所」──在宅介護の限界が始まった

最近、私たちのグループホームでも「経済的理由による退所」という現実が、とうとう目の前に現れました。今回退所する利用者さんは、認知症の診断はありますが、介護度は1。日々穏やかに過ごしており、特に目立った身体的な介護が必要な …

【本物の技術者】PT・OTに「開業」の道を

医師として日々臨床の現場に立つ中で、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の存在の大きさを痛感しています。とくに回復期や慢性期のリハビリにおいては、彼らの観察力、知識、技術は非常に高度で、私たち医師が思いつかない視点や介 …

もうやめて!ネット資料請求が介護施設を壊す理由

超高齢化社会が進む中、介護施設の需要は年々高まっています。ご家族の入居施設を考える際、多くの方がまず行うのが「ネットで情報収集」です。Googleで「老人ホーム おすすめ」や「介護施設 資料請求」と検索すれば、数多くの情 …

認知症 映画やドラマで過剰に不安にならないで

先日、「大いなる不在」という映画を見てきました。主人公が認知症に罹患しており、周囲や家族が困っている姿が描かれていました。認知症専門医としては、驚くべき症状でもなく、適切な医療と介護で十分対応できるレベルでした。しかし映 …

業界の危機!値上げしない介護事業所はつぶれる5つの理由

介護業界が危機に陥っています。世間はインフレ基調ですべての値段が上がっています。それに伴い人件費も上げる必要があります。しかし、令和6年6月に改訂が予想されている介護報酬は見せかけは増収させているように見せて、実態は減収 …

長谷川嘉哉監修シリーズ