子供さんの男女比で分かる介護負担・・最弱の組合せ

2016-08-26

先回まで
親の介護を乗り切る最良の組合せは、三姉妹
親の介護を乗り切る最悪の組合せは、三兄弟
とご紹介しました。
これらは
あくまで私の個人的な意見です。
そんな個人的な意見を続けさせてもらえれば、
親の介護を乗り切る、”最弱の組合せ”があります
決して最悪ではなく
最弱なのです。
その組合せとは、
3人兄弟で、姉二人に、弟が一番下です。
もちろん4人兄弟で三姉妹で、一番下が唯一の男性の場合も同じです。
この組み合わせの特徴は、
それぞれの方は、とても優しい、良い人です。
兄弟仲も、悪くはありません。
しかし、やはり組合せが悪いというのでしょうか?

リーダーが決まりません。
長女さんもリーダーシップを取りたいところですが
家を出た身として、あまり口出しをできない。
ならば、家長である長男ですが、
いかんせん年が一番下です。
生まれながらにして
複数のお姉さんのお世話になった手前
あまり前面に出られないようです。

ちなみに
この組合せの長男さんは
とても人の良い方が多いようです。
しかし、どこか世間知らず?
現実の理解力が乏しいようです。
認知症患者さんの病状が進行すると
必ず摂食障害が出現します。
つまり、
機能的に食べられないのではなく
食事自体を認識しなくなります。
ある意味、生命体として終焉を迎えたと言えます。
その際には、胃瘻を作るか否かの
選択を家族に強いることになります。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


その際も、
“お袋は死ぬんですか?”と
ピントがずれた質問をされます。
『90歳を超えた患者さんが
永遠に生きるとは思わないでください』
と説明しても
どこか、感情的に
納得がいかないようです。

弟さんに遠慮するお姉さんたち
どこか、ピンとのずれた年下の長男さん
それぞれが、互いに遠慮して
結論が出ないことが多いのです
結果、とりあえず病院に入院
そこで、ようやく現実を知り
最終的には
兄弟で結論を導くようですが
もう少し早く決断される方が
介護される方は幸せです。

長谷川嘉哉監修シリーズ