先日お手紙を頂いた方は、認知症で特別養護老人ホームに入所されているご両親に、毎週手紙を書かれているそうです。
ご両親が手紙を理解できるか否かは定かではありませんが、息子さん自身が手紙を書くことで、自分を見つめなおす良い機会になっているようです。
以前は、両親に対して責め心ばかりであったそうですが、最近では、改めてご両親に深く感謝することができるようになったそうです。
その結果、従業員や仕事の関係者に対しても感謝する事ができ、仕事もとてもうまくいっているそうです。
これは、ご両親自身による病気を通じての、息子さんへの愛情表現なのかもしれません。
西田塾では、いかなる両親であろうと感謝の心を持つことが、人間的成功の条件であると教えられます。
両親の存在が無ければ、我々は存在しません。
そう考えると、人間はどのような状況にある両親であっても、感謝する心が必要なのだと思います。