毎月1,000人以上、各種認知症患者さんを診療。専門医による認知症予防や高齢者医療、介護生活に役立つブログです。

お薦めです!『最強のふたり』

先日、北康利さんの『最強のふたり』を読みました。北さんの本は、『白洲次郎 占領を背負った男』 『陰徳を積む 銀行王・安田善次郎伝』なども読んでいましたので、発売前に予約しての購入でした。400ページを超える大作でしたが、 …

薩長同盟 幕末の志士はご近所さん

平成27年6月27日は、小倉での講演でした。せっかくの機会ですので、新山口で宿を取り、翌日車で1時間かけて萩、いわゆる長州を訪ねてきました。大河ドラマ“花燃ゆ”を観て、訪れたいと思っていたからです。萩の町は、町中が大河ド …

大河ドラマで教養のお手伝い

社会人になって、“これが教養の一つ?”と思うことがあります。それは“歴史”です。社会的地位のある方は、共通して歴史に造詣が深いようです。そんな歴史好きは、大河ドラマも好きであるようです。もちろん、大河ドラマがすべて正しい …

認知症予防の切り札は、お金と女

先回まで、『命がけで介護する男性たち』、『奥さんが入所して、元気がなくなる旦那さん』の話を紹介しました。これらは、男性が“女性に比べて人生を楽しむことが下手なこと”が一因のようです。そのため男性が年をとっても良いことはな …

入所して元気になる奥さん、元気がなくなる旦那さん

先回ご紹介したように、皆が命がけで介護をしているわけではありません。患者さんの認知症の進行、さらに介護力から入所を決断される方も見えます。しかし認知症である奥様が入所をすると、残されたご主人は元気がなくなります。あまりに …

命がけ!?で介護する男性たち

認知症患者さん462万人、早期認知症400万人の時代です。数字からも、かなりの頻度で夫婦のいずれかが認知症になります。そうなると、どちらが先に認知症になるかで介護スタイルは変わってきます。外来で見ている限り、妻が先に認知 …

認知症患者さんは大げさ?

認知症の患者さんに対する処方薬は、多くなる傾向があります。理由は、認知機能が低下してくると“大げさに”になるからです。例えば皆さんが、お腹が痛くなったとします。その時に、過去の記憶を思い出しながら、“これは便が出る前の痛 …

薬の飲み残しは、認知症の初期症状

先回、高齢者の「残薬」の問題を紹介しました。しかし認知症の専門医からすると、『薬の管理』は結構難しいものなのです。そのため認知症初診では必ず、“薬の服薬管理”についてお聞きします。 通常、認知症の側頭葉を評価するMMSE …

高齢者の「残薬」深刻!

先日、こんな記事がありました。 “複数の病気を抱える高齢者が処方された多種類の薬を飲みきれず、自宅で大量に見つかる「残薬」が問題になっている。薬を服用せずに症状が悪化したり、医師が服用を前提に別の薬を処方して副作用が出た …

お賽銭はいくらがいいのか?

先日、ご縁をいただいた長谷川浩之さんが、新刊『お賽銭はいくらがいいのか?』を出版されました。長谷川さんは白潟天満宮権禰宜。宮司の長男にもかかわらず、早稲田大学商学部へ進み、会計士の資格を取得。その上神職でもあるという異色 …

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長谷川嘉哉監修シリーズ
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